人生意気に感ず「性同一性障害の最高裁判決の衝撃。進むNATO対露包囲網。北の狂気が迫る」 | 中村紀雄オフィシャルブログ 「元 県会議員日記・人生フル回転」Powered by Ameba

人生意気に感ず「性同一性障害の最高裁判決の衝撃。進むNATO対露包囲網。北の狂気が迫る」

◇性同一性障害に関する最高裁判決が出た。原告は経産省職員で戸籍上は男性だが性自認は女性で職場に於ける女性としての生活を求めていた。その場合の不都合は女性トイレを普通に使えないことだった。最高裁は裁判官全員一致で利用制限は違法だと判じた。最高裁判決の社会的影響は大きい。判決を通して分かったことは性的少数者が社会には非常に多いこと及び誤解や偏見が未だ深刻ということだ。この問題に気付かず長い間過ごしてきたが見えないところに隠された実態があり苦しんでいた人々が多くいたことを想像する。

 今回の原告女性は性別適合手術を受けようとしたが健康上の理由で叶わず、またホルモン注射を続けてきたという。この判決を機に公私の職場で性的少数者の対応の改善が迫られることになるだろう。世の中が大きく変化しつつあることを改めて感じた。

◇NATOの会議でスウェーデンの加盟がほぼ確実になった。動きを加速させた要因はこれまで承認を渋っていたトルコの変化である。NATOによる対ロシア包囲が着々と進む。これでスカンジナビア半島の3国(ノルウェー・フィンランドは既に加盟)がNATO加盟国になる。

 ウクライナはNATO加盟を強く望んでいるが今回の会議では実現しなかった。NATOの規約は加盟国が攻撃されたら参加国は自国が攻撃されたと同様に戦う義務を定める。現在ロシアとウクライナは交戦中だからウクライナがNATOの一員になればロシアとの直接の戦争になる懸念があるからだ。G7の国々はウクライナと長期的な安全保障の約束をすることになった。会議は、将来的にウクライナが再びロシアから攻撃された場合、適切な措置を決定するための即座にウクライナと協議するとした。

 ウクライナのNATO加盟につき方向としては認めつつ加盟時期を明示できなかったのは主にアメリカが慎重な姿勢を崩さないからだ。

◇2日、岸田首相はNATOの首脳会議にパートナー国として出席した。ゼレンスキー大統領とも個別に会談し、日本として可能な強い支援の継続を表明する。変化する状況の中で日本の役割は益々大きくなっている。

◇またも北朝鮮はICBM級のミサイルを北海道の近海に撃ち込んだ。高度は6,000キロ以上、飛距離は1万キロを超える。こんなもので日本が攻撃されたらどうなるだろう。これが現実の恐怖なのだ。恐ろしいのはマンガのような独裁者に熱狂的に拍手する国民である。(読者に感謝)