人生意気に感ず「シェルター設備を進ベラルーシベラルーシに戦術核配備の衝撃。旧ソ連のプーチン離れ」 | 中村紀雄オフィシャルブログ 「元 県会議員日記・人生フル回転」Powered by Ameba

人生意気に感ず「シェルター設備を進ベラルーシベラルーシに戦術核配備の衝撃。旧ソ連のプーチン離れ」

◇先日ミライズの定例会で安孫子県会議長が予定の講演を行った後の雑談で、日本も北朝鮮などの核に備えねばという意見が出た。私は日本で敵基地に対する先制攻撃論が支持を得ていることを肌で感じた。私は先のブログで「シェルター整備」の必要性を書いた。国会では今シェルターの早期整備を求める議員連盟の動きが顕著になっている。

 議員連盟は15日、岸田首相に面会しシェルターの設置や法整備などを求めた。日本核シェルター協会の調査では人口あたりのシェルター普及率は世界の状況と比べて極めて低い。スイスやイスラエルでは100%、米国は82%、英国は67%なのに日本はわずか0.02%である。これは有事が目前に迫っているのに日本がいかに平和ぼけしているかを物語る。

 台湾有事の時、先島諸島は深刻な事態に直面する。その時、多くの人々を守るための整備ができていないのだ。シェルター連盟の議員は台湾の現状を視察して大いに得るところがあったようだ。建物の地下に設置されるシェルターには深さや強度の基準が設けられ、食料など生活必需品の備蓄も研究されていた。

 シェルター議連は視察を踏まえ15日、岸田首相に対し「公共施設を活用したシェルター整備、地方に負担をかけない財政支援、地下街など既存施設を活用した整備、建築基準や避難中の食料備蓄などの基準の策定」などを提言した。

 公共施設の活用や地下街などの整備は新たに膨大な予算をかけて作るのとは異なる。比較的簡単に出来ることに国が動かないのは怠慢ではないか。これらの整備は、目前に迫る地震などの大災害にも同時に役立つことである。私はこのようなシェルターの整備を地方都市に於いても進めるべきだと考える。

◇プーチン大統領は隣国で同盟国であるベラルーシに戦術核兵器の第一弾を搬入したと述べた。ベラルーシは同時にウクライナ及びポーランドに接する。これらの国をけん制する意図であることは明らかだ。ポーランドはNATO内の対ロ最強硬派である。このような状況は核戦争の危険が更に高まったことを物語る。

◇現在旧ソ連諸国の「プーチン離れ」が加速していると言われる。ウクライナやモルドバが欧州連合加盟を目指すほか、他の旧構成国の間でもロシア指導部への支持率が急落していると言われる。米の世論調査でも「帝国のたそがれか、自らの裏庭で支持を失う」と公表。ロシア研究のある大学教授は旧ソ連の構成国間で反ロシア・反プーチンの連合ができる可能性を指摘。ロシアの崩壊は近いのか。(読者に感謝)