人生に意気に感ず「福田元総理と日中友好について話す。不可解な立てこもり事件。核不拡散へ首相の決意 | 中村紀雄オフィシャルブログ 「元 県会議員日記・人生フル回転」Powered by Ameba

人生に意気に感ず「福田元総理と日中友好について話す。不可解な立てこもり事件。核不拡散へ首相の決意

◇今日26日は群馬県日中友好協会の理事会である。来月21日の総会の備えである。私は会長として議長を務める。昨日福田康夫元総理と電話で話した。総会への出席要請など重要な案件があった。21日は天皇に随行して海外に行かれるので出席はできないとのことである。29日、私は中国大使館で新任呉駐日大使と会う。ここに福田さんも参加される予定。大使館中庭の群馬の松とその根元の石碑を確認したい。それには私と福田さんの合作による文字が刻まれている。日中友好の絆を進める決意である。国際関係が紛糾し米中の対立は激化し、日本の役割が増している。この際日中の真の友好とは何かを深く考えねばならない。

◇25日、長野県の山を望むのどかな町で立てこもり事件が発生した。中野市江部で迷彩服の男が猟銃と刃物で立てこもり、4人の死亡者が出た。動機不明の立てこもり事件がよく起きる。社会に対する不平不満の故か、自分のストレス解消の八つ当たりか。はたまた個人的な恨みか。周りにとっては迷惑至極なことである。このところ毎年のように起きている。2020年4月には福岡市のうなぎ屋で元従業員の男が店主の娘を人質に立てこもった。2021年6月にはさいたま市のインターネットカフェで男が女性定員を個室ブースに監禁し負傷させた。そして、昨年1月には埼玉県ふじみ野市の住宅で男が立てこもり医師を散弾銃で撃ち医師は死亡した。こういう犯罪は今後増えると見なくてはならない。犯罪は時々の社会状況を反映して起きる。私たちの社会は高度化し複雑化し生きずらさが増している。格差をなくし孤独を支える健全な社会をつくることが第一だが、社会を守り地域社会の不安に備えねばならない。この種の犯罪が常に起こることを前提として地方自治体は特殊部隊などを充実しなければならないと思う。

◇広島サミットが終わり、首相が出席する衆院予算委の論戦が始まった。首相は、核なき世界に向けた国際社会の機運を高めたと成果を強調し野党は核軍縮、不拡散への姿勢が足りないと指摘した。難しい政治の状況を踏まえれば一足飛びは不可能だから理想に現実を近づける努力こそが重要である。

 このことを首相は次のように語っていた。「厳しい現実に具体的に対応することと、未来に向けて核兵器のない世界という理想をめざすことを両立させ結びつけることが出来るかが、外交や政治にとって最大の責任である」。首相のG7での発信は世界に対する約束である。日本の国会に対し日本の首相の言動に対しこれほど世界の目が注がれることは少ないのだ。(読者に感謝)