人生意気に感ず「維新の躍進、神奈川の不倫知事、群馬の女性パワー。真の議会改革とは。人口減は進む」 | 中村紀雄オフィシャルブログ 「元 県会議員日記・人生フル回転」Powered by Ameba

人生意気に感ず「維新の躍進、神奈川の不倫知事、群馬の女性パワー。真の議会改革とは。人口減は進む」

◇第20回統一地方選の前半が9日投開票された。世の中の大きな変わり目を反映した結果が現われた選挙だった。維新が躍進した。大阪府知事と大阪市長のダブル選ではいずれも維新が勝利した。9知事選の当選者が決まったが私は神奈川の黒岩氏の動向に注目していた。選挙戦の最中に過去の不倫が大きく報じられたからだ。結果は黒岩氏の勝利だった。対応が鮮やかだったといえる。不倫を認め、ありのままの自分の姿に審判を受けると述べていた。不倫問題には余り驚かなくなっている世論もあるが、基本的に重要なことは黒岩氏がしっかりした政策を展開していたことにあったであろう。

 全国の縮図保守王国群馬でも新しい変化が見られた。維新は激戦の前橋市で初の1議席を得た。女性は7人が当選し過去最多。これらの情勢は県議会に変化をもたらすか注目したい。議会は慣習が支配する面があり期数による序列とか目に見えない壁もあるが少しの勇気で新しい一歩を踏み出すことができる。

◇私の経験から記したいことがある。議員として大切なことは良い発言をすることである。本会議、委員会、あるいは会派の集まり等で説得力ある発信をするには日頃の勉強が不可欠である。そのための政務調査費なのだ。役人たちに誠実に接し謙虚に学ぶことも必要だ。議会改革が叫ばれているが新人議員の勇気と努力が新しい議会の力を築くことを忘れてはならない。激しい選挙で得た票は大きな財産であり支えである。それを思えば勇気が湧く。有権者との絆こそ民主主義の根幹である。だから無投票はさみしい限りで民主主義の墓穴に繋がるのだ。今回の県議選では女性7人が当選で、これはこれまでの最多である。少子化と高齢者の問題は喫緊の課題であるが女性目線の発言が求められる。上州は「かかあ天下」で有名だが新時代のかかあ天下が新しい地方の時代を作るに違いない。

 日本の地盤沈下に合せるように男性のパワーが落ちている。サムライが少なくなっているのだ。新渡戸稲造は英文で「武士道」を書き、これはアメリカで高く評価されたが今サムライを甦らせる時が来た。世界野球大会でサムライジャパンが天下に存在感を示したが新時代のサムライは男性に限らないだろう。先ず県議会で女性のサムライが存在感を発揮することを期待する。

◇日本の人口減少が止まらない。75万人減で落ち込み幅は最大。将来を担う14歳以下は過去最低となった。個々人のパワー低下と連動するかのようだ。外国人との共生は急務である。(読者に感謝)