人生意気に感ず「ガーシーの除名は当然だ。過酷事故の教訓を活かさぬ政府。国際女性デー」 | 中村紀雄オフィシャルブログ 「元 県会議員日記・人生フル回転」Powered by Ameba

人生意気に感ず「ガーシーの除名は当然だ。過酷事故の教訓を活かさぬ政府。国際女性デー」

◇ガーシー議員の除名が確実の流れだ。「国会は国権の最高機関」と定める憲法が泣く事態だ。衆愚政治の象徴であり民主主義に泥を塗るもの。NHK党に投票した多くの人を欺くと非難するが、欺くのは投票した人だけではない。国民全体の問題なのだ。除名は当然である。

 立花党首は「国会に出席しないことが迷惑をかけているとは思わない」と語った。こういう認識自体、小学生をも呆れさせる低級なもの。こういう連中の効用といえば国会や民主主義を考える生きた教材を提供していることか。それにしても月約130万円の歳費は教材費として高すぎる。立憲と維新の会は正当な理由なく登院せず懲罰を受けた議員の歳費を4割減額する改正法を今国会に共同提出している。N党は党名を「政治家女子48党」に変えるという。「政治劇団チンコロ一座」が適当ではないか。

◇東日本大震災から3月11日で12年となる。過去の歴史の中で幾度となく繰り返されてきた地震と津波だが、原発が津波に呑まれたのは初めてのことだ。岸田政権は原発政策を大きく転換させ原発エネルギーの比率を高めようとしている。過酷事故の教訓を活かすことと矛盾するのではないか。巨大地震の巣の上にある日本には原発の安全な適地はない。エネルギー危機は深刻であるが経済の論理を重視し過ぎてはならない。世論の監視がゆるくなっている感がある。それはあの事故を他人事とみている証拠だろう。先日の公開討論会でも小水力発電の積極活動を訴える人がいた。原発をぎりぎり抑えることで新しい産業が芽生えるに違いない。

◇私は毎日深夜2時40分に走る習慣があるが工業団地で反対方向から歩く人と挨拶を交わすようになった。ほんの短時間立ち止まって身の上などを話すことがある。岩手県の三陸町の出身だという。近い身内が波に呑まれ、直後はあたりに人の頭や切断された脚などがあったと語る。「故郷に花を送りました」と話した。3・11が近づいたからだ。

◇3月8日は国際女性デー。女性の社会的地位の低さは人類の歴史と共に歴然だった。洋の東西で顕著な違いがあり極端なのはイランなどアラブの世界である。日本の現状は人間の平等という理念の重要性と共に少子化、人口減少など差し迫った問題が女性の地位向上を求めている。世界各地で権利向上や差別撲滅を訴えるデモや行進が行われた。(読者に感謝)