人生意気に感ず「公開討論会を終えて。群大女学生の質問。南海トラフの恐怖」 | 中村紀雄オフィシャルブログ 「元 県会議員日記・人生フル回転」Powered by Ameba

人生意気に感ず「公開討論会を終えて。群大女学生の質問。南海トラフの恐怖」

◇3月8日、公開討論会の時を迎えた。私の提案で始まったことだが、10人の候補予定者の発言をうまく調整できるだろうか、想定外のことが起きて混乱が生じないだろうかという不安もあった。結果は非常にうまくいった。私は初め多くの質問事項を作ったが群馬大学の教授のアドバイスも入れ5項目に絞った。K君の綿密な計画が功を奏し私の主観では100%近く成功したのである。司会のFさんとも何度も電話でやり取りして臨んだ。

 報道陣が最前列に着席し午後4時の定刻を迎えた。私の挨拶が済むとFさんが注意事項を説明。笑顔が緊張を抑え込んでいるのが窺える。「客席からの声援、誹謗中傷、ヤジ等はご遠慮下さい。討論会の公平公正さを保つためご理解下さい」

 9人が着席し初めは自己紹介で各自所信を語る。五十音順に着席、発言順は乱数表で決め1人3分。終了30秒前にタイムキーパーが合図する。この部分がかなり充実し私はホッとした。続いて5項目の質問に移る。正面に大きな文字で表示がなされる。Fさんの声が流れる。「簡潔明瞭に1問1分でお答え頂きます」。質問項目は次の5つ。①県会議員になったら第一に力を入れたいことは何か。②外国人の人権を守りつつ地域と共生していくためのアイデア。③高齢者が暮らしやすい社会づくり。④議員のなり手不足解消の解決策。⑤県都前橋の長所と欠点。

 一人一人が熱心に答えていた。最前列の担当があと30秒の表示板を上げ、チンと鳴らす姿に観客が注目していた。最後に群馬大学の2人女学生が質問。いかにも心細そうな女性に教授が「立って、大きな声で」と促すのが耳に入る。それぞれ一問ずつで、「若者を群馬に呼び戻すアイデアは」、「CO2対策として何を」。答える人は少ないかと予想したが女子学生の声に刺激されたかのように次々手が上がった。終了後、私はテレビの取材に応じたが各紙の関心は専ら二人の女学生に向いているようであった。司会のFさんのホッとした笑顔を見て討論会の成功を感じた。私は帰宅後いつものコースを走った。極度の疲れがあったが、満月の下で走る私の心には達成感があった。

◇深夜NHKのスペシャル番組を観た。南海トラフの惨状をドラマ化したもので最大26メートルの津波が襲うという。現実感があった。トルコ・シリアで進行中の巨大地震の惨状が重なる。古来日本では、悪い政治を天が戒めるために地震が起きると考えられた。近づく地震の狙いは何か。(読者に感謝)