人生意気に感ず「県議選に向けて公開討論会を実施する。学生スピーチコンテストで講評した」 | 中村紀雄オフィシャルブログ 「元 県会議員日記・人生フル回転」Powered by Ameba

人生意気に感ず「県議選に向けて公開討論会を実施する。学生スピーチコンテストで講評した」

◇私が代表を務める地域政策集団ミライズクラブは3月8日県議選候補者の公開討論会を行う。大渡町の県公社ビルで16時から。群大情報学部公共政策研究室が協力し、そこの学生も複数参加予定である。選管によれば県議選での公開討論会は前例がないとか。質問項目は群大教授との協議で5項目に絞った。議員になったら第一に何に力を入れたいか。議員のなり手不足解消のため友好な解決策は何か、等である。学生からの質問としてはCO2削減や若者を地域社会に呼び込む施策は等が予定されている。

◇私が名誉学院長を務める日本アカデミーで24日外国人留学生による日本語でのスピーチコンテストが行われた。15人の学生は持ち時間3分で平和について良く考えた発言をしていた。それぞれに1点から10点までの点数を付け、私は講評を行った。満点を付けた生徒もいた。涙で訴えるウクライナの少女の姿に胸を打たれた。高得点者の発言で注目した点に触れる。A君は戦争を知らない人が増えていく。戦争の酷い被害をしっかり伝えていくことが大切と訴えた。また、B君は国境を越えて協力し合うこと、教育を通して世界の多様性を尊重すること、小さいことでも出来ることを実行することの大切さを強調していた。

 一時は火が消えたような日本アカデミーに多くの学生が戻って来たことは嬉しいことだ。この日、多くの国の学生が一堂に会する光景は正に多様性を物語っていた。私は兼ねて学生たちに語学だけでなく日本の文化や歴史を理解することを訴えてきたのでこの日のスピーチからその成果が窺えて嬉しかった。私は講評の中で日本国憲法に触れた。それは平和と人権を尊重する日本の基盤であること、そして多様性を大切にすることは皆さんと仲良くすることを意味し今日のスピーチはその点でも大きな成果だったと語った。

◇コロナが着実に減少しつつあるようだ。県内の新規感染者は26日174人である。コロナが残した爪痕は余りに大きい。後に歴史が実態を明らかにする時が来るに違いない。被害は社会的に弱い所により深刻だ。非正規で働く女性、コロナのために家に閉じ込められたために増えた暴力。先進国であり人権尊重が進んでいる筈の日本で女性蔑視が根深いことが明らかになっている。コロナ禍で女性の自殺者が増えている。異次元の少子化対策も虚しく空振りに終るように思えてならない。(読者に感謝)