人生意気に感ず「ウクライナ侵攻一年に思う。G7の役割と各国の歴史を深く考える。日本の役割は」 | 中村紀雄オフィシャルブログ 「元 県会議員日記・人生フル回転」Powered by Ameba

人生意気に感ず「ウクライナ侵攻一年に思う。G7の役割と各国の歴史を深く考える。日本の役割は」

◇ロシアによるウクライナ侵攻から間もなく1年になる。世界が一体であり、一つの国のことが他の国々と密接に関わっていることがこれ程深刻に感じられることはない。それはこの戦争が自由、人権、平和といった普遍的価値と結びついているからだ。そしてまた、エネルギー、食糧、物価といった私たちの日常に結び付いているからだ。世界は疾風怒濤の状態である。逆巻く波を更にかき立てる事態が次々に起きている。コロナが静まりかけたらトルコの巨大地震である。世界を覆う暴風の中で日本の役割はかつてなく大きい。5月のG7が近づく。議長国として日本はその使命を果たせるか。それに備えてG7の外相会議が18日ドイツのミュンヘンで開かれた。この外相会議にウクライナのクレバ外相も出席し、岸田首相のウクライナ訪問を求めたという。実現する雰囲気を感じる。広島のG7を盛り上げる一つの要素となるに違いない。

◇ICBM(大陸間弾道ミサイル)が北海道沖200キロに打ち込まれた。その軌道を水平に延ばせば米国全土が含まれるという。これは日本ばかりでなくアメリカに対する挑発である。失うものが無いと思われる北朝鮮のこの姿は極めて危険だ。巨大な弾道弾の車列を感動の目で見詰める民衆の目がこの国の狂気を物語る。現在国会で問題となっている「反撃力」はこのミサイル攻撃に対応しようとするものだ。北朝鮮のこの挑発に対しアメリカの爆撃機が直ちに日本海上空を飛んだ。

◇3ヶ月に迫ったG7広島会議を重ねてここに書かねばならない。北朝鮮とロシアが一体となっていることを思うと私の筆を持つ手は北朝鮮の今回のミサイル発射に煽られた気分である。

 サミットの最大のテーマはロシアのウクライナ侵攻である。岸田首相はこれまでにウクライナは明日の東アジアかも知れないと強調してきた。G7の首脳たちも同様に明日は自分たちの国だという思いに違いない。G7首脳の顔ぶれを見ると皆威勢がいい。自由世界の連合軍を感じる。それぞれの首脳が自国の歴史を背負っていることを感じさせる。ドイツのショルツ首相は慎重だとも言われるが、私は逆に最もプーチンのロシアに深く激しい闘志を燃やしているのではと思う。プーチンをヒトラーの再来と見ていると思われるからだ。英のスナク首相の胸にはナチスと戦い抜いたチャーチルの姿があるだろう。仏のマクロン大統領はフランス革命の誇りがあるだろう、そして我が岸田首相には広島と長崎の人類初の被爆の歴史を活かすことを期待したい。(読者に感謝)