人生意気に感ず「日中新春パーティで訴えた。フィリピン呂宋助左門の今」 | 中村紀雄オフィシャルブログ 「元 県会議員日記・人生フル回転」Powered by Ameba

人生意気に感ず「日中新春パーティで訴えた。フィリピン呂宋助左門の今」

◇日中新春パーティが充実裏に終った。世界の緊張の渦のただ中に立つ気持ちで私は登壇した。中国に尻尾を振らずに話すとブログに書いたが、当日は気負いもなく正眼の構えで臨んだ。「正常化50年、友好条約40年という節目は世界の重大事と重なり日中関係は増々大切になりました。重大事とはウクライナ戦争、米中の対立、地球の危機等です」。こう切り出した私は日中両国はアジア及び世界の平和と安定に大きな使命を担うと訴え中国は世界から尊敬される国になって欲しい。友好条約の覇権を争わないという約束を果たして欲しいと訴えた。「群馬県日中友好協会は劣閣を巡る嵐の中で船出し激浪にもまれながら多くのことを学びました」。これは挨拶の中の重点の一つで、国と国は花火を散らしても民間交流はそういう時こそ大切だと訴えた。

 この流れの中で中国大使館の群馬の松の下の石に刻んだ「友情の絆を」の由来に触れた。文言は私で書は元総理福田康夫さんである。「日中間には2千年の歴史があります。今こそこれを踏まえ新しい日中の関係を築く時です」こういう趣旨で結んだ。

 中国の伝統の国技変面に会場はどよめいた。次々に変化する面は何度見ても面白い。その由来は太古、山中で出会う危険な動物を不思議な表情の面で恐れさせたことだという。

 女性参事官・聶佳氏は人間的にも深さと魅力を感じさせた。ホテルの玄関に出迎える時、私服警官らしい姿が散見された。安倍さんの件、中国への反感の空気の中警備には当局が神経を使っているのが分かる。

◇日本とフィリピンの関係が大きく動く。奇怪な強盗団主謀者等の強制送還と

マルコス大統領の訪日が重なった。両国の関係発展は現在の国際関係の下で大きな意味を持つ。首相は「両国の幅広い関係をさらに高い次元に引き上げる」と強調。これは中国をにらんだもので会談後の共同声明では自由で開かれた国際秩序の重要性を訴えた。そのために日米比3カ国の防衛交流の一層の促進も強調した。

 日本とフィリピンの関係は長い。フィリピンが呂宋といわれた頃からだ。安土桃山時代にフィリピンに渡り財をなした呂宋助左衛門の話は壮大で夢を感じさせる。国際化時代のさきがけともいうべきである。現在、悪事をなしたものが逃れる場所、あるいは悪事の拠点となっているとすれば何と嘆かわしいことか。呂宋助左衛門の心意気を新しい次元に引き上げることが現代の重要な課題だと信じる。(読者に感謝)