人生意気に感ず「塾は沸いた。敵基地反撃、5兆円の防衛費、レオパルト2の供与等」 | 中村紀雄オフィシャルブログ 「元 県会議員日記・人生フル回転」Powered by Ameba

人生意気に感ず「塾は沸いた。敵基地反撃、5兆円の防衛費、レオパルト2の供与等」

◇1月28日の「ふるさと未来塾」は身を切るような寒さの中盛況だった。約50人というのは予想外。予告の「日本の危機・日本をどう守るか」も人々の胸に切実に迫るものがあったのかも知れない。パワーポイントの画面は赤い炎を出して天を突く弾道弾と金正恩の姿から始まる。金は核こそ命、世界は弱肉強食の時代になったと訴え、先制核攻撃の可能性も口にする。これに対して尹大統領はこの状況が続けば韓国も核武装をと主張し韓国の20代~30代の70%は支持するという状況である。それでは日本はどうするのかということになる。岸田政権は「敵基地反撃」を打ち出した。憲法9条との関係はどうなるのか。塾生は手に乗る冊子「日本国憲法」を開く。敵基地の状況は移動する。攻撃対象は大きくなる。専守防衛は守られるのか。防衛予算は5年間に43兆円に登る。その財源は。国民に信を問うとなれば衆院の総選挙である。その時期はいつかと話は進む。解散権は総理大臣の専権だがそれは憲法のどこに書かれているか皆で捜し私は説明した。

 敵基地攻撃、国防費大幅増額、この日本の動きをアメリカは強く支持。その流れは「2プラス2」から「岸田バイデン会議へ」。それは日米安保が質的に変化することを意味した。従来はアメリカが「矛」で日本が「盾」だったがこれからは共に「矛」となる。日本の積極的な姿勢のアピールは「アメリカは日本を守るか」というテーマに繋がる。アメリカの世論には日本のためにアメリカの若者が血を流すことに疑問があるからだ。

◇ウクライナを巡る戦局に大きな変化が生じつつあることも塾で話した。ドイツのショルツ首相の最強戦車「レオパルト2」供与の決断である。慎重姿勢を変えたのは自由世界の世論に押されたのだ。多くの国々に配備されていた「レオパルト2」が一斉にウクライナ戦線に向う。ドイツの承認が必要だったのだ。この戦車は敵陣深く突き進むことが出来る。プーチンの誤算は一層鮮明になる。

◇この日の塾の焦点の一つは5月のG7広島サミットである。ここで日本は歴史的役割を果たすことになり得ると強調した。日本は議長国として共同声明の原案を作る。被爆地広島で岸田首相は核ゼロを訴えるだろう。日本はアジアで唯一のメンバーだ。日本の主張だからこそ非核の主張は説得力を持つだろう。日本の世界史的役割は東西の切迫した対立の調整役なのだ。ゼレンスキーを孤立させてはならない。首相は大根役者で終るか千両役者になり得るか。私がデヴィ夫人の行動力を評価すると会場から明るい笑いが起きた。(読者に感謝)