人生意気に感ず「地方議員の危機は民主主義の危機。細田議長の腰抜けぶり。総裁選の時は。プーチンの息 | 中村紀雄オフィシャルブログ 「元 県会議員日記・人生フル回転」Powered by Ameba

人生意気に感ず「地方議員の危機は民主主義の危機。細田議長の腰抜けぶり。総裁選の時は。プーチンの息

◇私が代表幹事を務める「ミライズクラブ」の今月のテーマは“地方議会の危機”だった。国難の時、地方の役割は極めて大きいのに議会の形骸化と議員資質の劣化が進む。その社会的背景に議員のなり手不足がある。統一地方選が目前に迫っている。前回2019年の統一地方選では全国町村議当選者の23%が無投票だった。群馬県の実態も同様に深刻である。選挙がないと税金が使われないから良いことだとの考えが一部にある。このような考えを含め現在自治の危機、即ち民主主義の危機がじわじわと進んでいる。この国は一度ガラガラポンが起きないと根本の改革は出来ないのだ。その時は不気味に迫っている。

◇国会の劣化も進んでいる。中央と地方は不可分に連動していることは明らかだ。細田衆議議長の優柔不断ぶりは国会劣化の象徴というべきだ。旧統一教会と深く関わったことにつき堂々と議会で語る勇気がない。説明責任から逃げ回る姿は公正であるべき議長職の信頼を傷つけている。国難に向うサムライの志気はなく腰抜けの見本である。私は田中正造を約1年新聞に連載した。命を懸けて明治天皇に直訴したが直訴文は大逆事件で処刑された幸徳秋水が主義主張を超え田中の情熱に動かされて書いた。今、全国の政治家は田中の爪の垢を煎じて飲むべきである。

◇岸田政権に対する支持率が少し上がった。各紙によって異なるから誤差の範囲ともいえる。統一地方選にも影響を与える政治課題は国防費の途方もない増大及びその財源の在り方だ。首相は最後は増税を選ぶと言っている。それにつき首相は国民に信を問うと語っている。国民に信を問う最大の舞台は総選挙である。過去に増税を掲げた選挙で自民党は大敗を喫してきた。首相は胸でG7・広島サミットの後、伝家の宝刀を抜く決意を固めているに違いない。「捨ててこそ浮かぶ瀬もあれ」という葉隠れの心があるのだろう。捨て身の行動は意外な結果を生む可能性を孕む。注意深く見守りたい。

◇25日深夜、重装備で走った。朝2時40分の私の足は慣例の定期便である。この冬一番の寒気と暴風に身が引き締まった。10年に一度の寒気という。異常気象の一環である。轟々と唸る風はウクライナの戦車の響きを想起させる。ドイツが世界最優秀の戦車「レオパルト2」の提供を決断した。朗報である。プーチンに同情する向きもあるが今こそ世界の民主主義のためにプーチンの息の根を止めねばならない。(読者に感謝)