人生意気に感ず「中国の人口減の意味するものは。東電旧経営陣の無罪の問題点。45万羽殺処分とは」 | 中村紀雄オフィシャルブログ 「元 県会議員日記・人生フル回転」Powered by Ameba

人生意気に感ず「中国の人口減の意味するものは。東電旧経営陣の無罪の問題点。45万羽殺処分とは」

◇中国との関係で緊迫した状況が進む中、2月9日の新春パーティが近づく。昨日事務局と打ち合わせを行った。中国への悪感情とコロナの為参加者数が心配されたが当初の予想を超えそうだ。当日は中国の伝統芸能「変面」及び日本の伝統文化の「琴」が行われる。琴の演奏は県立女子大の生徒が行う。それにつけても隣りの大国の最近の歴史的変化をひしひと感じる。

◇歴史的変化とは中国の人口減である。総人口が61年ぶりに減少に転じた。既に人口はインドに抜かれたとの見方が強い。人口減は何を意味するのか。その背景は深く、またその期間は一時的ではなさそうだ。危機感をもった政府は一人っ子政策を改めたが国民は応じない。高学歴の女性は子どもと家庭に縛られない生き方を選ぶ。長く続いた一人っ子政策の結果、兄弟を知らない若者が非常に多くなっている。「非婚」が公然と選択肢となったと言われる日本と同じような現象が進んでいるらしい。儒教の伝統は高齢者の福祉を重視する筈である。私は中国が直面しているのは社会主義が試練に晒されている現実に他ならないと思う。

 ウクライナ侵攻でつまずいたロシアは凋落の一途を辿る。このこともあってアメリカにとっての最大のライバルは中国である。このことは日本がかつてなく重要視されることを意味する。日本はこの世界史的な転換点に於いてその役割を果たせるのか。私は三国志の世界を想起するが現在の政界には魏呉蜀の英雄の姿は見当たらない。

◇東電旧経営陣が再び無罪となった。国会事故調が人災だとした激しい論調に衝撃を受けた私は予見の可能性を否定した判決に更なる衝撃を受けた。貞観地震の地質学的方法による東北大学の研究も指摘されていた。10mを超える津波の可能性は科学的に示されていたと思う。判決は「現実的」な可能性ではないと判断した。歴史的に巨大地震が繰り返されている地域である上に原発という核と繋がる危険と結び付いている。このような状況を考えると「予見可能性」を「現実的な予見可能性」という風に限定することに疑問と憤りを感じる。このケースが検査審査会制度による強制基礎に基づく点に特色があるのかも知れない。それは司法に民意を反映させることへの軽視ではないか。

◇前橋でまた大規模な鳥インフルの発生か。確認となれば45万羽の採卵鶏が殺処分となる。業者にとっては飼料高騰に加えてのダブルパンチで大変だろう。執拗な微生物の攻撃は地球環境の変化とも関係があるのか不気味だ。(読者に感謝)