人生意気に感ず「日中新春パーティに臨んで。G7での日本の役割。大学入試始まる」 | 中村紀雄オフィシャルブログ 「元 県会議員日記・人生フル回転」Powered by Ameba

人生意気に感ず「日中新春パーティに臨んで。G7での日本の役割。大学入試始まる」

◇2月9日、私は日中友好協会の新春パーティで会長として挨拶する。私は覚悟して考えた挨拶をしなければならない。社会の大勢が中国への批判を強めている。これを私は十分承知しているが中国は大事な隣人であることも紛れもない事実である。これらを踏まえて日本の役割を考えねばならない。そして日中友好協会としては民間交流の重要性を強調したいと思う。国と国との関係は民間交流の重要性と結び付いている。米中の対立が激化する中でアメリカにとって日本は最も重要な同名国である。中国にとっても日本は非常に重要な隣国であるに違いない。日本は米中の間に立って両国の調整役として日本でなければ出来ない役割を果たさねばならない。それを後押しするのが民間の役割である。私は大要でこのような観点に立って話そうと思う。

◇5月のG7に向けて岸田首相が世界をかける動きを見せている。広島で開かれるこのサミットは日本が議長国を務める。原爆の地広島で開かれることは非常に重要な意味をもつ。議長国は共同声明の原案をつくる。原案がそのまま認められることはないとしても原案が中心になるだろうから日本の役割の重要さは測り知れない。

 今回のG7では日本でなければ果たせないものがある。それは広島・長崎という人類史上唯一の被爆国という冷厳な事実である。それを平和憲法に基づいて訴えねばならない。現在ウクライナ戦争によって核戦争の危機がにわかに高まっている。小さな国で核がなければ自分の国を守れないという空気が広がっている。その典型が北朝鮮である。北朝鮮の核の脅威を直接最も感じているのは韓国であろう。韓国では北朝鮮に対抗するために核を保有するべきだという議論が出始めていると言われる。このような波及は核戦争による人類の破滅であり、これを食い止めるために日本は議長国として核兵器のない世界の実現を訴えるべきだ。

◇14日、大学共通テストが始まった。大学入試には様々な思い出がある。時代が大きく変わったと思うのは巧妙な手段でカンニングが頻繁に行われたことだ。スマホを巧みに使って外部とやりとりして解答を得るというのだから驚いた。ワラにも縋りたいのが受験生の心理とはいえ公正さが受験の命である。コロナの猛威の中で臨む受験生は本当に大変だと思う。それだからこそ厳格な公正さが救いとして求められるのだ。私は昔、山谷の簡易旅館の棚のベッドに寝て大学を受験したことを昨日のことのように思い出す。(読者に感謝)