人生意気に感ず「ブラジルの暴動とトランプはウクライナと共に民主主義の危機。日韓トンネルの行方は」 | 中村紀雄オフィシャルブログ 「元 県会議員日記・人生フル回転」Powered by Ameba

人生意気に感ず「ブラジルの暴動とトランプはウクライナと共に民主主義の危機。日韓トンネルの行方は」

◇地球の反対側で民主主義の危機が湧き上がっている。2005(平成17)年、県会議長としてブラジルを訪ねた時の街の光景と県人会の人々の姿が甦る。人々はこの騒ぎをどう見ているのだろうか。ブラジルの日系人は140万人を超える。

 約4000人が暴徒化して大統領府や国会議事堂に侵入し破壊行為を行った。これらの人々は各地から数百台のバスで集まった。その資金源の調査が行われるという。暴徒は昨年10月の大統領選の無効を訴えている。極く僅差で破れた右派の前大統領ボルソナロ氏はその思想と言動からブラジルのトランプと言う人もある。選挙は民主主義の基盤であるからアメリカの議事堂襲撃事件と共にストレートに民主主義の危機なのだ。ブラジルの場合サッカーの熱狂振りを想起するがそれとは訳が違う。

◇トランプ前大統領の存在感が急落している。トランプ氏が扇動したとされる議会襲撃事件を指してアメリカの民主主義は死んだと説く専門家もいる。私はトランプ現象が民主主義の危機を招来していると思う。バイデン大統領の出現はアメリカの民主主義の命をつないだ。ウクライナがプーチンに敗北すれば世界の民主主義の危機は一気に加速するだろう。地球の裏まで含め現在民主主義の危機が進みその流れの中に私たちが居ることを思う。

◇鳥インフルが世界的に猛威を振るい出している。日本の殺処分は1,000万羽を超えた。感染は欧州、そしてアメリカでも拡大している。専門家は今季の流行はまだ折り返し地点だという。どこまで続くのか。ロシアのウクライナ侵攻を震源とする諸物価の値上がりに卵価の値上がりが加わるのは避けられないだろう。

◇文鮮明が提唱したとされる日韓トンネル構想がここまで具体化されていたかと驚く。旧統一教会の友好団体が広大な土地を取得していた。計約46万㎡、東京ドーム10個分に相当。価格は100億円。これが信者の献金かと思うと改めて旧統一教会の不気味さに驚愕する。唐津市の土地では実際に海底トンネル掘削に向けて斜坑が掘られ始めているという。事業を担当する財団は今後も事業を続けると言っている。天下を震撼させる騒ぎで規制する法律ができた。司法で違法性が認められる献金が含まれていることも考えられる。無視できないのは厳しい世論である。文鮮明の思想には日本は韓国に奉仕する国という理念がある。そこでどこまで舐められるのかという厳しい見方もあるのだ。トンネルの行方はどうなるのか。(読者に感謝)