人生意気に感ず「アルゼンチンの熱狂、中国の感染爆発、人口減少と子ども家庭庁の役割」 | 中村紀雄オフィシャルブログ 「元 県会議員日記・人生フル回転」Powered by Ameba

人生意気に感ず「アルゼンチンの熱狂、中国の感染爆発、人口減少と子ども家庭庁の役割」

◇今年も残り少なくなったがコロナ爆発は依然として不気味だ。新年の状況が不安でならない。県内新規感染者は20日、3,300を超え死者は11人に達した。世界のコロナ動向はどうなっているのか、サッカーの熱狂ぶりと共に不思議に思える。アルゼンチンの熱狂は頂点に達し、百数十万人と言われる人々が沸いている。マスクの姿など一人も見られない。人間の熱狂がコロナを吹き飛ばしているのか、それとも超密の中で密かに拡大しているのか。

 対称的なのが中国大陸である。強権による規制に対して国民の反発が爆発し、それに押されるように政府は規制を緩和したがそれと同時に感染が再び急拡大しつつある。コロナによると見られる死者が増え続け火葬場が対応できない状況となっている。火葬場はずっと先まで予約で埋まり空いていないと人々は悲鳴を上げているのだ。中国政府は各地の死亡者をゼロとか極端に少ない数字で示している。コロナの死者の死因を厳しく限定しているからだ。既往症のある人が亡くなっても数にいれていないと思われる。医療従事者が対応できず医療の逼迫は深刻らしい。悪循環は事態を一層悪化させているに違いない。格差が広がる社会で医療の手が届かない無数の高齢者の姿が想像される。中国は現在、環境問題をはじめ未曾有の難題を抱え国難の時に面している。新しい習体制は試練の時にある。

◇日本の人口減少が加速している。20日の厚労省の発表では年間の赤ちゃんの出生が80万人を割った。想定より早いペースである。来春発足する「子ども家庭庁」の役割は極めて重大である。これまで少子化対策は各省縦割りの感が強かった。それでは国の対策として力を発揮できない。子ども家庭庁は少子化の原因を見極めて迅速な対策を立てるべきだ。子育てに金がかかり過ぎるという意見が少子化の原因として最多と言われるが子どもを育てずらい世の中の雰囲気を改めることも重要である。子どもの声がうるさいなどの声が大きくなっている。このような状況では若い夫婦は複数の子をもつことを躊躇するだろう。子ども家庭庁は社会全体が元気な子どもの声を歓迎する環境づくりに力を尽くすべきである。

◇夏の異常気象の冬版が現在の異常豪雪である。新潟県では自衛隊まで出動した。高速道と一般国道の使い分けなどで混乱が生じ雪の渋滞は想定外のパニックを起こしている。今までにない豪雪だという声が聞かれる。私たちは外出時、車に常備するスコップや食糧など真剣に考えねばならない時代になった。(読者に感謝)