人生意気に感ず「中国大使との会見で民間交流の意義を。内閣支持率の急落の行方は。アルゼンチンの叫び | 中村紀雄オフィシャルブログ 「元 県会議員日記・人生フル回転」Powered by Ameba

人生意気に感ず「中国大使との会見で民間交流の意義を。内閣支持率の急落の行方は。アルゼンチンの叫び

◇19日中国大使館で孔鉉佑大使と親しく話した。東京の空気は身を切るように寒い。大使館に近づくと警察官のガードが目立ちいつものこととはいえ、昨今の緊張した国際関係を反映していると感じられた。前大使程永華氏とは何度も会った応接室に通される。コロナ禍もあり孔大使とこの部屋で会うのは初めてである。日中国交正常化50周年という節目にあたり、中国も重視する群馬県日中友好協会として大使との意思疎通を図り今後のことを話し合うことは非常に重要であった。大使は冒頭の挨拶の中で先ず述べた。「中村さんのことは福田先生からいつもうかがっています」。私は日中関係に於ける民間交流の重要性を訴えた。国と国は難しい課題を抱えていても民間交流がしっかりしていれば乗り越えることが出来る。日中間は2千年を超える歴史がありこれは両国の宝である。群日中は厳しい状況の中でもこの歴史を踏まえた積極的な交流を進め実績を重ねてきた。来年はこの流れを更に推進させたい。大使は私の発言に深く頷いておられた。私は来春2月9日の新春の集いへの出席を要請し、私の近著「生まれ、いき、そして未来へ」を贈呈した。大使は「群馬の人々に会うことを楽しみにしています」と述べた。会見後、随行の二人と共に中庭の群馬の松及びその根元の石碑に足を運んだ。そこに刻まれた「友情の絆を」の文字を私たちは確認した。文は私のものであり書は福田康夫先生が書いた。この文字の真の意味を噛み締める時が来たのである。群馬に帰り福田先生に報告すると「来年はやりましょう」と言っておられた。

◇波乱の中で今年が暮れるが、岸田総理の前途は増々多難である。直近の世論調査がそれを物語っている。内閣支持率は急落し31%になった。防衛費急増、旧統一教会、閣僚人事等、大波が止むことなく直撃しているからだ。更に薗浦議員が政治資金の過少記載を巡り辞職が避けられない状態だ。目前の統一地方選は内外の諸事情の中で悲惨な結果になりそうだ。問題の深刻さを感じない政治家が目を醒まさざるを得ないのが選挙である。選挙こそは主権者が下す鉄槌であり天の声でもあるのだ。この天の声も投票率が余りに低いと正当性を失う。それは民主主義の危機に他ならない。

◇地球の反対側のメッシを讃えるどよめきが地殻を破って伝わるようだ。かつてアルゼンチンを訪ねた時の群馬県人会の人々の顔が甦る。あの人々は同時にサムライ日本にも胸を熱くしているに違いない。(読者に感謝)