人生意気に感ず「サッカー、日本の新しい夜明け。ロシア国内の新たな動き。タイムは今年の人にゼレンス | 中村紀雄オフィシャルブログ 「元 県会議員日記・人生フル回転」Powered by Ameba

人生意気に感ず「サッカー、日本の新しい夜明け。ロシア国内の新たな動き。タイムは今年の人にゼレンス

◇日本代表が帰国しそれを迎えるサポーターの熱狂ぶり。それはカタールの熱戦の続きに見えた。成田空港で出迎えたサポーターらは約650人。それは日本サッカーの新しい門出の姿でもあった。人々は「感動をありがとう」「ブラボー」などと叫んでいた。私は大会を見て、そしてこの帰国の光景を見て、サッカーとは何か、国民をこんなにも沸かせる力は何かと改めて思った。世の中には様々なスポーツがある。その中でサッカーは偽りのない純粋なスポーツである。多くの場合、1・2点で勝負が決まる。世界地図を広げれば小さな点のような国が超大国と互角に戦う不思議なスポーツでもある。スタンドのサポーターの応援ぶりが勝敗に大きく影響しているのが分かる。選手とサポーターは一体となって戦っているのだ。国民性がよく現われるのもサッカーの特色である。日本チームはサムライとよく言われた。礼儀を守りメンタルの面で光っていることが評価されたと思う。新しい景色という表現も使われた。日本のサッカーの歴史は新しい。今回の予想外といえる健闘によって、日本サッカーが新しい舞台に進み出たことを示す言葉に違いない。チームの力を引き出すには和が重要である。森保監督はミーティングを重視し選手の信頼を得ていたことがよく分かった。このような和を生み出すには日本人監督でなければならないだろう。日本サッカー界は今回の戦いを徹底的に分析してそこから今後の力を引き出すに違いない。「敵を知り己を知れば百戦危うからず」という孫子の兵法は時を超えた真理なのだ。私はこのスポーツが世界の平和に大きく貢献することに驚きと期待を抱く。平和であればこそ世界大会も国内大会も出来る。敗れても相手の国を称える姿は死力を尽くしたからこその尊敬の現われである。私は日本各地の会場の子どもたちの輝く瞳を見た。スポーツが教育の重要な一環であることを教育界は噛み締めるべきである。

◇ウクライナ戦でロシアの劣勢が目立ってきた。ロシア国内でも国民に変化が現われているらしい。そのような状況下、今年ノーベル平和賞を得たロシアの人権団体、メモリアルの創設者の一人ガヌシュキ氏が注目すべき発言をした。祖国のプーチンを批判し最終的には侵略者が負けると指摘したのだ。

◇タイムが「今年の人」にゼレンスキー氏を選び「国民に勇気を与え世界中に行動の波を起こした」と指摘した。同感だ。(読者に感謝)