人生意気に感ず「ロシア非難で世界はどこまで貫けるのか。ゴミを集めるサムライの姿。地球の反対側の攻 | 中村紀雄オフィシャルブログ 「元 県会議員日記・人生フル回転」Powered by Ameba

人生意気に感ず「ロシア非難で世界はどこまで貫けるのか。ゴミを集めるサムライの姿。地球の反対側の攻

◇「ふるさと未来塾」の続きとして記したいことがある。私の話が終ると自由討議に入る例であるが、この日Y氏が「プーチンばかりを責めるのは公平でない。ゼレンスキーも悪い」、「ゼレンスキーの顔はテロリストに見える」と切り出し激論となった。私も輪の中に加わり思わず大きな声を出してしまった。私はゼレンスキー擁護論である。何人かが発言した。後で私は言った。「この議論と関わる様々なことが現在世界の舞台で進行中です。生きた歴史の動きを皆で見守りましょう。

◇「ゼレンスキーも悪い。その顔はテロリストに見える」というY氏の発言は最近の国際世論を踏まえていないのか、踏まえた上での彼の信念なのか興味がもたれる。

 既にインドネシアのG20サミットではロシアのウクライナでの戦争を強く非難した首脳宣言が採択されている。この宣言は核の使用、その威嚇は許されないと明記された点につき岸田首相は自らが議論を主導したとアピールした。深刻な窮地に立たされた首相は来年の広島サミットを念頭にその胸中には必死のものがあるに違いない。

◇優勝候補の一角を占めると言われた強豪ドイツを破ったとき報道はサムライの国は礼儀正しいと報じた。それはスタンドの日本人サポーターが自主的にゴミを集めている姿を指していた。

 私はこの時阪神大震災や東日本大震災の時、略奪が起きないことを外国のメディアが不思議なこととして報じていたことを思い出した。さてこの不思議なチームと言われる日本はコスタリカに勝てるか。私は胸をときめかして激しい攻防を見詰めた。再三チャンスをつくりながらコスタリカの堅いガードにはばまれる。熱狂するスタンドのサポーターの姿が写される。日本国内の子どもたちの絶叫する光景がアップされる。先制を許した日本はそのまま終盤を迎え1対0で敗退した。勝利に沸くコスタリカがクローズアップされる。地球の反対側で多くの日本人が普段あまり意識しない国である。コスタリカはスエズに隣接してその先は南米大陸である。これらラテンアメリカの諸国ではサッカーの位置づけは日本と大きく異なる。正に国家的事業なのだ。勝敗は戦いの常。この敗戦を謙虚に受け止めて次に備えることが出来るかにサムライの真価がかかる。ワールドカップに沸き返る人々にはウクライナの深刻さはないだろう。これも地球で起きている現実なのだと思った。(読者に感謝)