人生意気に感ず「バイデン・習両首脳のバリ島の決闘は。県議会で自分の肖像画と対面、顔は履歴書」 | 中村紀雄オフィシャルブログ 「元 県会議員日記・人生フル回転」Powered by Ameba

人生意気に感ず「バイデン・習両首脳のバリ島の決闘は。県議会で自分の肖像画と対面、顔は履歴書」

◇全世界の目がバリ島に注がれている。インドネシアのこの島で行われるG20サミットに合わせ米中首脳会談が行われたのだ。最大の世界の騒乱の中で、それに大きく関わる超大国のトップが対面で接した。バイデン氏にとっては大統領就任以降初めてのことだ。習主席に歩み寄るバイデン大統領の笑顔が印象的。私はキューバ危機で対峙したケネディとフルシチョフの姿を想像した。いずれも世界の平和と安定が大国の指導者の人間力と結びついていることを物語っている。会談での最大の課題は台湾問題である。バイデン氏は中国の攻撃的行為に懸念を述べ習氏は台湾につき超えてはならないレッドラインであると反発した。現在の世界を脅かす最大の問題は「核」である。両氏は核使用や核による脅威には反対することでは一致した。また、バイデン氏は米中が意見の違いを管理して衝突を避け世界規模の課題に対して協力する責任があると強調。習氏もこれに対しほぼ同様であると応じた。バイデン氏の表情に明るい活気が窺えるのは米国内の中間選挙の影響に違いない。この点で気に掛かるのは我が岸田首相の表情である。幾分迫力に欠けるのは国内問題で後手後手に回り支持率が急落しているせいではないか。世界の舞台で日本の役割は極めて重要である。ここで踏ん張らねば支持率は更に下がる。岸田首相の言動に日本の国益が結び付いている。世界の舞台で論ずべき国益といえば第一に北朝鮮の核である。バイデン氏はこの点「国際社会の全メンバーが北朝鮮に責任ある行動を促すことに関心をもっている」と習主席に伝えた。北朝鮮に対しては中国が大きな影響力を持つことを思うとバイデン氏のトーンは非常に弱く感じられる。岸田首相は舞台裏も含め全力を尽くしているのか気になるところだ。

◇15日、県議会と県庁舎を訪れた。私の新著「生まれ、いき、そして未来へ」を届けるためだ。議会図書室、正副議長、知事等に寄贈した。久しぶりに自民党控室に入った。かつてと大きく様変わりしていた。旧統一教会の問題をはじめ多くの国難が地方に押し寄せている。地方の砦である議会は激流の中でその役割を果たしているかと気になった。

◇ふと思い立ち、私の肖像画をみる気になった。茂木画伯が描いたその絵は議長室と同じフロアの議場の壁にあった。私の新著の表紙は茂木さん作の議会棟

である。この著書のどこかで「顔は履歴書」と書いた。私は自分の履歴書に語りかけた。「20年後はもっと良い顔になってここに立つぞ」。バイデンもプーチンも世を去り、ロシアも一変しているに違いない。(読者に感謝)