人生意気に感ず「米中間選挙―トランプの動き。ふるさと塾はケネディ・ゴルバチョフ・フルチチョフを」 | 中村紀雄オフィシャルブログ 「元 県会議員日記・人生フル回転」Powered by Ameba

人生意気に感ず「米中間選挙―トランプの動き。ふるさと塾はケネディ・ゴルバチョフ・フルチチョフを」

◇米中間選挙の投開票日が8日に迫り各種世論調査は共和党の優勢を伝えている。この選挙の最大の争点は空前ともいえるインフレである。バイデン政権と民主党に対する経済面に於ける信頼が激しいインフレ、物価高によって揺らいでしまった。先の日本の国会で自民党の世耕氏が「民のカマド」を連発して注目された。これは、古代の仁徳天皇の故事の引用である。仁徳天皇は民家から炊く煙が上がっていないのを見て以後3年間課税を停止したという。胃袋の状況、つまり食えるかどうかは時を超えて政治社会の重要テーマであることをこの時痛感した。そして、今回アメリカの中間選挙でインフレが最大の争点となっているのを見て、洋の東西を超えた課題であることを私たちは見せつけられている。冬が近づく中で特に米国北部では「民のカマド」は深刻さを増し、選挙に影響を与える度合いは増している。アメリカの政治状況は日本と世界に直ちに重要な影響を及ぼす。

 ここで最も注目されるのがトランプの動向である。中間選挙の結果を見て次期大統領選への出馬を表明するだろうと報じられている。もしトランプ大統領の再選が実現した場合、最も喜ぶのは中国やロシアだろう。アメリカが中心となって発揮している世界の自由主義陣営の結束は揺らぐに違いない。ゼレンスキー大統領への支援の力は衰えることは全人類の問題である。トランプの発言及びそれを支持するアメリカの民衆の姿はアメリカの民主主義の危機を思わせる。

◇今月の「ふるさと未来塾」は26日(土)で、テーマはケネディ、フルシチョフ、ゴルバチョフ、プーチン、ゼレンスキーなどを語ろうと思う。もちろん1回で済む筈はない。大きな方針として個人にスポットを当てたいと思う。まずはケネディである。颯爽と登場した姿はアメリカ映画の名だたる名優より輝いていた。キューバ問題でフルシチョフと対決した時は今日のウクライナ状況以上に核戦争の瀬戸際だった。プーチンは、ゴルバチョフがソ連を崩壊させたとして厳しく糾弾する。ゼレンスキー大統領は歴史に残る英雄だと思う。この人が弱腰で戦う姿勢を示さなかったらプーチンの思うつぼになった筈だ。アメリカの議会を動かしアメリカの世論に火を付けた。歴史は人が創るという一面を突きつけられた。金正恩は品格がない故に肥えたブタにしか見えない。熱狂を強いられる国民が限りなく哀れである。(読者に感謝)