人生意気に感ず「工藤会系の謎のヒットマン。工藤会の壊滅は成るか。韓国のハロウィン騒動は他山の石」 | 中村紀雄オフィシャルブログ 「元 県会議員日記・人生フル回転」Powered by Ameba

人生意気に感ず「工藤会系の謎のヒットマン。工藤会の壊滅は成るか。韓国のハロウィン騒動は他山の石」

◇工藤会系の獄中のヒットマンが逮捕された。映画のストーリーのようなリアルな実態を想起し改めて工藤会という暗黒街に戦慄を覚えた。かつて県議会の治安問題の視察で福岡県議会を訪れたことがあった。治安の担当者が工藤会の絶滅に全力を挙げていることを語っていた。民間人の事業所に手投げ弾を投げ込む等のことが行われていた。正に法秩序への挑戦である。近年工藤会の会長に一審の死刑判決があった。今回のヒットマン逮捕で工藤会のことが改めて社会の表面に踊り出た。田中という殺し屋は別の事件で服役中の男で謎の経歴に興味がそそられる。都内の大学を中退後旅行会社に勤務していたという。懲役10年で服役した犯罪は大林組の従業員を自動式拳銃で銃撃したのである。この時田中は「特命が来た。間違っても相手にけがさせちゃいかんので自分でやる」と発言していたという。弾丸4発は車のバンパーに命中。捜査に当たった元県警幹部は「調べには絶対口を割らなかった」と明かす。田中をよく知る関係者はその人物像を次のように語る。「スキンヘッドで物静か。格下の者に偉ぶることもない。多くの汚れ役を何も考えずに指示通りに引き受けてきた。銃の扱いに慣れ根性がある」。「特命」は工藤会からであろう。王将の創業者は闇の社会と巨額な不正取引があった。殺された元社長は関係を絶つことを臨んで清算に努めていた。王将社長殺害から9年もの年月が経った。工藤会は会長の死刑判決に続いて、今回のことで更に追い詰められるだろう。日本のような法治国家に於いて工藤会のような組織が長いこと存在することが不思議であった。福岡市の教育界では、腫れ物に触れるような緊張があると視察の時に聞いた。組員の子どもなどが学校にいる時何かを恐れたのだろう。今回の事件で警察の並々ならぬ決意が感じられる。かつて県議会で暴力団の問題に関わった者として事件の行方を見守ってゆきたいと思う。

◇韓国のハロウィンの出来事は想像を絶する。百数十人の死者が出た。その中には日本人の若い女性2人の存在も報じられている。韓国では大統領まで現場に出て対応に当たっている。文化的そして歴史的にも繋がりが深い隣国の出来事は他山の石。コロナ禍の変化による人流の増加とも関係あるだろう。渋谷の混乱が懸念されている。ハチ公から道玄坂のあたりは学生時代の生活領域だった。道玄坂を越え松涛町をぬけると目の前が駒場のキャンパスだった。塀をよじ登って寮へ帰ったことが昨日のようだ。(読者に感謝)