人生意気に感ず「V2号を開発したフォン・ブラウンを思う。海外観光客の流れと日本の文化。園児の命を | 中村紀雄オフィシャルブログ 「元 県会議員日記・人生フル回転」Powered by Ameba

人生意気に感ず「V2号を開発したフォン・ブラウンを思う。海外観光客の流れと日本の文化。園児の命を

◇プーチンのミサイル一斉攻撃はナチスのVロケット攻撃を想起させる。映画「史上最大の作戦」で有名なノルマンジー上陸作戦を許しナチスドイツは破局に向っていた。ここで起死回生の秘密兵器として登場したのが弾道ミサイルの元祖V2号ロケットだった。チャーチルが「操縦士のいない爆撃」と呼んだ攻撃はロンドン市民を恐怖に陥れた。しかしイギリスは良く耐えて戦局は変わらなかった。このVロケットを指導したのは若き天才フォン・ブラウンだった。アメリカに亡命し初めて人類の月面着陸を果たしたアポロ計画の指導者となった。亡命時33歳であった。彼は56歳でガンのため世を去るが死の床で言った。「少年の頃の夢を生きているうちに実現できた人間が世界に何人いるだろう。私は最高の生きがいのあった人生だった」

 プーチンはナチスから守ると称してミサイルの発射を続けている。誰がナチスなのかを明らかにする日はやがて必ず来るだろう。

◇新型コロナウイルスで制限されていた海外からの旅行が解禁される。2年以上続いていた水際対策はほぼ撤廃された。国際線の予約が急増している。香港では緩和後、その前と比べ15倍の予約が殺到しているという。コロナ前の訪日客は年間約3,200万人、消費額は4兆8千億円だった。コロナによりそれが約9割以上も減少していた。まるで火が消えたような状況だった。コロナの影響がこんなに凄まじいとは思わなかった。「おもてなしに接したかった」「さしみが食べたかった」等、口にしている人々がいた。コロナ以前に訪れた人々が経験した日本の独特の文化はコロナの期間熟成が進んでいたに違いない。抑えられていたものが解放されて堰を切った感がある。私はウクライナ戦争も無関係ではないと思う。

 世界の人々は平和でのどかな日本に癒やしを求めているに違いない。私たちは日本の文化を守りつつこの国際化の激流に対応しなければならない。日本の真の国力が試されている。

◇静岡県の3才幼児の通園バス置き去り死はその惨状に胸が痛む。回避できた事故だった。ヒヤリハットは非常に多いことも分かった。送迎バスに安全装置が義務化されることに。この義務化だけで事故の再発を防ぐことは出来ないと思う。根本的に重要なことは園関係者の人命意識である。装置の義務化と共に人間の改革を目指すべきだ。社会一般の人間軽視も背景にある。(読者に感謝)