人生意気に感ず「国土が水没するパキスタンに思うこと。日中国交正常化記念式典に。園児の悲劇に思う」

◇国土の３分の１が冠水し泥の家が崩れている。パキスタンの惨状は何を物語るのか。一言で言ってそれは私たち自身の問題ということだ。大洪水の主因は温暖化でありそれは私たちが出すＣＯ２が加速させているからだ。地球は一つであり環境問題は全世界共通の課題である。水が低きに流れるように大災害は貧しい国に集中する。それがパキスタンの現実に他ならない。地球温暖化の科学的分析によりノーベル賞を得た真鍋氏は、大洪水、崖崩れ等は日本が直面する問題だと指摘した。現在日本の各地で空前の大洪水が起きている。それは日本で現実に起きているパキスタン現象である。

◇ウクライナ軍は最近電撃的に６０００平方キロを奪還する大勝利を得た。それは巧みな情報作戦の成果だと言われる。ゼレンスキー大統領の下には優れた軍師がいるに違いない。超近代戦に於いても諸葛孔明や竹中半兵衛が活躍することを窺わせ興味深い。情報操作にはアメリカとの高度な科学技術による連携があると言われている。既に志気を失っていたロシア兵はクモの子を散らすように逃げたと言われる。ロシア軍は統率を失い始めたようだ。この事態はロシア国内の世論に大きな影響を与えるだろう。追い詰められたプーチンの手にある選択肢は何か。近く習近平主席と会談すると言われる。プーチンが最も頼りたいのが習主席に違いないが、世界の孤立を恐れる中国はしたたかに動くはずだからプーチンの思い通りに事は運ばないだろう。

◇２９日日中国交正常化５０周年記念レセプションがホテルニューオータニで開かれ私も出席する。来賓予定は岸田総理、林外相、福田元総理、二階元幹事長などが、またビデオメッセージとしては習主席や季克強氏のいずれかが予定されている。国際情勢が緊迫する中、特に中国とロシアの連携に注目が集まる中で様々な情報や空気が得られ勉強の機会となることが期待される。この会の目的は当然ながら日中国交正常化５０周年を記念して日中交流と友好協力の強化を図ることである。アメリカとの対決が深まっている中で中国の強い姿勢が予想される。私はそのレポートをこのブログで皆さんに報告するつもりである。

◇園児のバス内の死の衝撃度は静岡県警の現場実証で科学的にも明らかになった。当時の車内は４０度超であった。園長のヘラヘラした会見態度と対比される。千奈ちゃんは焦熱地獄の状態で焼き殺されたに違いない。元園長はどう責任をとるのだろうか。（読者に感謝）