人生意気に感ず「首相に迫る統一教会と国葬。プーチンとゴルバチョフ。21世紀最大の出来事はソ連の崩 | 中村紀雄オフィシャルブログ 「元 県会議員日記・人生フル回転」Powered by Ameba

人生意気に感ず「首相に迫る統一教会と国葬。プーチンとゴルバチョフ。21世紀最大の出来事はソ連の崩

◇いよいよ9月である。天下大乱の様相は加速している。重大事態が重なりあって深刻の度を深めている。その中でも社会の根幹を揺るがしているのは旧統一教会の問題と治安の維持である。旧統一教会の問題は本質に於いて極めて重大であるにも拘らず多くの政治家はその認識に欠けることが露呈した。これは政治家の資質と結びついている。政府が初め軽視していたが支持率急落によりにわかに慌てだした。岸田首相は統一教会との関係を切ることを明言し、かつ全ての自民党政治家について関係を明らかにするとし、程度によってはその名を公表するという。当面国会議員が問題になっているが、私は地方議員も劣らず深刻だと思う。資質の悪さは地方議員の方がひどいし、また地方議員は国会議員を支え社会の実態とより密接に結び付いているからだ。政治家が最も恐れるのは選挙だから今の時点で仮に国政選挙があれば自民党は大打撃を受けるに違いない。

◇治安の問題については国葬とG7サミットに於ける要人警備である。この点は安倍元首相の殺害で根本的欠陥が明らかになった。警察庁長官が引責辞任し新長官となり、その下で国葬とサミットが行われる。一新した警備体制の要点は中央と地方の連携である。奈良県警の大失態によりこの連携の問題点が明らかになった。安倍さんの事件直後、アメリカの警備のプロはアメリカでは有り得ないと呆れていた。アメリカ映画では暗殺の問題が頻繁に描かれているが、平和ぼけの日本ではあの緊張はカケラほども感じられない。6,000人もの要人が集まる国葬で喫緊の課題である。G7サミットに関してはそれに先立つ外相会議が長野県軽井沢町で、財務省・中央銀行総裁会議は新潟県で開かれる。これらは担当の県だけで担えることではない。群馬県警も大きな緊張感を持って側面の支援に関わるに違いない。

◇ゴルバチョフ氏が亡くなった。20世紀最大の出来事は何か。私はソ連崩壊だと思う。あの地上の超大国があっという間に崩れ各新聞の一面にその文字が大きく踊った時、私は信じられなかった。結果的にソ連崩壊を導いた人がゴルバチョフ氏だった。プーチンと対比する時このような人物がロシアにいたことが不思議に思える。ゴルバチョフ氏に対するロシア国内の評価は低い。多くのロシア国民はかつての超大国を憧れているのだ。それがプーチンの支持となって現れている。「棺を覆って事定まる」。やがて歴史がゴルバチョフ氏への正しい評価を下すだろう。(読者に感謝)