人生意気に感ず「9条に自衛隊明記の意味。大魔神・逸ノ城が笑った。遊牧民のハングリー精神よ」 | 中村紀雄オフィシャルブログ 「元 県会議員日記・人生フル回転」Powered by Ameba

人生意気に感ず「9条に自衛隊明記の意味。大魔神・逸ノ城が笑った。遊牧民のハングリー精神よ」

◇「ふるさと未来塾」の続きとして、日本の運命の問題として憲法改正に触れねばならない。岸田政権は参院選に勝利して憲法改正をリードしようとしている。最近の世論調査では9条に自衛隊明記賛成が51%となった。私はこの点から憲法改正問題に入った。塾生には手のひらに乗る「日本国憲法」が渡されている。その中の9条と96条(改正)を皆で読んだ。9条に自衛隊を明記することは日本の運命に関わることである。私はここで日本が北大西洋条約機構(NATO)に加入するという案を紹介した。国防をアメリカだけに頼れないとすればNATOの一員になることは考慮に値する。しかしNATOに加入すれば守ってもらえると同時に日本も戦わねばならない。そのために自衛隊の憲法明記が必要となるのだ。9条に於ける自衛隊の位置づけはNATOの問題とも結び着くことを皆で考えたかったのだ。

◇話題をがらりと変える。コロナの爆発的威力が想定外の影響を与えたのが大相撲の世界である。無敵を誇る巨漢たちがこの目に見えない微生物になぎ倒されている光景は前代未聞である。コロナによる不戦勝続出となり、このこともあって逸ノ城が優勝を果たした。外国人力士の優勝を日頃余り快く思っていない私であるが、逸ノ城は別である。決まった瞬間思わず「やった」と声を上げた。大魔神の風貌にはなぜか奥の深い不思議なものを感じていた。チンギスハンの世界制覇は13世紀である。ロシアは長いこと過酷な支配に服した。逸ノ城は遊牧民の出身だという。モンゴルの平原で朝早くから長距離の水くみをやり、馬を走らせた姿が蒙古軍の姿と重なる。大魔神は笑顔を見せないことで有名であった。「笑うか?」私は魔神の口元を見守った。唇がわずかに開くのを私は確かに見た。「あ、笑った笑った」、元力士の解説者が興奮気味に叫んでいる。破顔一笑より微かな笑みが魔神には似合うと思われた。魔神は賢い人らしい。インタビューで故郷のことは出さず自分を支えてくれた身近な人に報告したいと述べた。私たちは久しく忘れていたハングリー精神を逸ノ城から学ぶべきだし、逸ノ城の将来はハングリー精神の堅持にかかっている。これを失う時魔神の神秘性は失われるだろう。私は吹けば飛ぶような存在だが毎日黙々と走る。今年もぐんまマラソン10キロコースが次第に近づく。満82歳の挑戦で体調は良好である。(読者に感謝)