人生意気に感ず「横綱照ノ富士と若元春の対決に於ける行司の判断。感染爆発と新しい社会」 | 中村紀雄オフィシャルブログ 「元 県会議員日記・人生フル回転」Powered by Ameba

人生意気に感ず「横綱照ノ富士と若元春の対決に於ける行司の判断。感染爆発と新しい社会」

人生意気に感ず「横綱照ノ富士と若元春の対決に於ける行司の判断。感染爆発と新しい社会」

◇大相撲が連日面白い。かつて八百長が騒がれたことがあった。星の売り買いが行われているという某週刊誌の記事があり得ることと思われる空気が感じられた。現在の国技の状況は一変し、一瞬に全てを懸ける力士の執念が伝わってくる。17日の照ノ富士と若元春の対決の中で、私は思わず手を叩いた。それは若武者若元春の勝利を信じた瞬間であった。必死の若元春が攻めの体勢をつくり勝利は決まったと信じられたのだ。ところが行司は何故か待ったをかけた。審判たちの長い協議が続き、同じ体勢からの続行となったのだ。勝利の流れを止めた行司の判断は私には不可解であった。名古屋場所はマスク姿で賑わっている。最近は女性の観客が多いのに驚く。女性があらゆる社会に進出する姿の一コマであろう。

◇コロナの勢いが爆発的に増す中で、夏のイベントが堰を切ったように始まった。青森のねぶた祭りを初めとした各地の祭、甲子園高校野球等々、コロナで押さえられていた市民の動きが一斉に冬眠から醒めたようだ。政府も行動制限は基本的にしないという姿勢である。

 感染者数は1千万人を超したが実際は2千万人以上だろうと推定する専門家がいる。無症状の人も多いだろうし、軽い症状があっても軽視して耐えて過ごしているうちに回復した人も少なくないと思われる。神のみぞ知る実際の感染者数を想像すると空恐ろしい気がする。新型コロナは現在私たちの社会に定着しつつあると思える。ウィズ・コロナの実現である。2千万人以上の感染者数は社会全体に集団免疫が生まれつつあることを物語るのではないか。しかし気を緩めることは禁物である。感染者が増えれば重症者も増える。重症化率は低いというが少数者でもその命を尊重するのが私たちの社会を支える民主主義の原則である。この点から医療体制の逼迫が懸念される。

◇県内の新規陽性者は16日の時点で1,018人であった。実際の感染者はこの倍を超えるのではなかろうか。感染者の累計は10万6,013人で、死者は323人に達した。県は「第7波」に突入したことを認めている。県は「換気の徹底」を呼びかけている。現在の主役となりつつある「BA・5」は感染力が強い。締め切った部屋に感染者がいるとこのウイルスがまん延してしまう。まん延したウイルスは外に飛び出して更に感染を広げるのだ。(読者に感謝)