人生意気に感ず「赤城山は心身のオアシス・中国の知人と知事に群馬の観光を訴える。終盤の選挙は」 | 中村紀雄オフィシャルブログ 「元 県会議員日記・人生フル回転」Powered by Ameba

人生意気に感ず「赤城山は心身のオアシス・中国の知人と知事に群馬の観光を訴える。終盤の選挙は」

◇昨日は一日中忙しく行動した。気温が3度程低いと身体が楽である。だから40度誓い酷暑が人間にとっていかに残酷かが分かる。珍しい中国の客人夫妻を案内して赤城山に行った。途中のそば屋は満員である。コロナも気にしない人々の光景で、これは全国の縮図なのだと思った。これが感染爆発というような状況の原因なのだろう。赤城の山頂は市街と比べ15度は違う。正にオアシスだ。客人は山本知事に群馬の観光をもっと活かすべきだとしきりに訴えていた。この中国人は著名なジャーナリストで、1989年の天安門事件を目の当たりにして衝撃を受けたという。私はウクライナの惨状と重ねた。独裁制下の国家権力は恐いものだとつくづく思った。この日の最後のスケジュールは日本アカデミーで清水理事長を囲んでの懇談。ここではアカデミーの大連事務所の女性職員が大きな画面を通して参加した。

 実は中国の客人とは日本僑報出版社の段躍中氏と夫人の段景子さんで、夫人はこの出版社社長で躍中氏は編集長なのだ。話の中で私は中国にも言うべきことは言わねばと語り良薬は口に苦しと発言したら「その通りです」と頷いておられた。この人たちと肝胆相照らすの関係を深められたことはこの日の成果であった。

◇参院選が終盤に入った。注目点の一つは改憲勢力の動きだ。自公に維新と国民民主の「改憲4党」が改憲発議に必要な3分の2以上を得る可能性が出て来た。これにはウクライナ情勢に煽られた感がある。平和ぼけと言われてきた日本国民もさすがに危機感を募らせてきた証拠か。通常通り面白みのない参院選と言われる中で幾分緊張感をつくりだしている要素である。NHK党や参政党などがどのような票を得るかは民主主義の質を考える上で興味が湧く。天下の大乱は更に進むが良識の府と言われる参議院はその役割を幾分でも果たすことが出来るであろうか。

◇火に油を注ぐと言うが、コロナの状況と記録的猛暑は人々の心をあおり立てているようだ。総務省によれば6月中に熱中症で救急搬送された人は全国で1万5,667人という。そのうち65歳以上の高齢者は全体の5割を超えた。体力が衰えた高齢者にとって体温を超えた気温は厳しい。コロナが爆発的に増え救急搬送先が逼迫する事態も予想される。風前の灯の状態の人々は行政が把握する以上に多いと思われる。(読者に感謝)