人生意気に感ず「酷暑と電力不足。日本がNATOに加盟したら。憲法9条の改正問題。独立記念日の発砲 | 中村紀雄オフィシャルブログ 「元 県会議員日記・人生フル回転」Powered by Ameba

人生意気に感ず「酷暑と電力不足。日本がNATOに加盟したら。憲法9条の改正問題。独立記念日の発砲

◇命が懸かるような酷暑の直撃である。その直接的影響の一つは電力不足だ。長期的には様々な選択肢があるが、それを待っていられない緊急事態である。ギリギリの持ち駒を有効に使わざるを得ない。その上で求められる電力対策は節電である。これは私たち一人一人の自覚にかかっている。それを「自分くらいは」と軽視するか「自分の行動が重大な結果につながる」として重視するかが突きつけられている。塵も積もれば山となる。この諺が新たな意味を持って甦ってきた。

◇今月の「ふるさと未来塾」は23日(土)である。私たちの現状がいかに深刻かは参議院選によっても明らかになった。日本は羅針盤のない船で激浪を漂っているような恐怖感を覚える。この羅針盤を考える場がふるさと未来塾である。今回の塾では「日本とNATO」を取り上げたいと思っている。世界最大の軍事条約であるNATOに日本が加盟することの意味を国防を考える材料としたいのだ。この条約には「加盟国に対する武力攻撃はすべての加盟国に対する攻撃とみなす」とある。日本は核を持つべきではないが核保有国によって守られることになる。アメリカがいざという時助けてくれないのではという心配がある。日米安保の他にNATOに加わることの意義は測り知れない程大きいのではないか。これは憲法9条に直結する問題である。なぜなら、9条は集団的自衛権を認めないからだ。

 9条は第一項で、戦争の放棄を定め、第二項で前項の目的を達するための戦力の不保持と交戦権の否定を定める。これは明らかに集団的自衛権を否定しているから日本がNATOに加盟するためには9条を改正しなければならない。そのための一つの案が出されている。

 それは第三項を設け集団的自衛権のための戦力の保持と行使を認めることである。ふるさと塾では、以前全員に童話屋出版による小冊子「日本国憲法」を配布した。塾生に変化があることから昨日新たに数十冊を注文した。

◇7月4日はアメリカの独立宣言の日である。イギリスの植民地から出発したアメリカがイギリスと戦って独立を獲得した。今日のアメリカの原点である。この国家的記念日に無差別発砲事件が起き多くの死傷者が出た。銃の不祥事が続いているがこの日の出来事は、真相は不明ながら病めるアメリカ社会を象徴しているように思えてならない。アメリカはどこへ向うのか。(読者に感謝)