人生意気に感ず「参院の役割が問われる。コロナ・ウクライナが重なった選挙。沖縄慰霊の日に思う」 | 中村紀雄オフィシャルブログ 「元 県会議員日記・人生フル回転」Powered by Ameba

人生意気に感ず「参院の役割が問われる。コロナ・ウクライナが重なった選挙。沖縄慰霊の日に思う」

◇参院選が公示された。衆院のコピーと言われ、その存在意義が問われてきた参院。しかし、時を経て国際状況の変化の中で存在意義が増していると思われる。ウクライナ戦争及びコロナ禍の中で迎えた参院選は本来の参院の真価が問われる正念場というべきである。任期が6年で解散もない参院は、とかく政争に明け暮れて有権者の票をより強く意識せざるを得ない衆院と比べ国家百年の計を大局的見地から論ずべき役割を担っている。コロナ及びウクライナ戦が突きつけている状況は民主主義の抱える問題点及び国を守るという大問題をリアルな形で国民一人一人に訴えているのだ。各党が安全保障政策と憲法改正を争点として掲げているのは当然である。

◇安保に関して最大の論点は核の保有である。独裁者プーチンは核の使用をほのめかしている。戦後77年が経ち核の脅威が薄れていた。広島・長崎という人類史上初の核被爆国の責務を自覚すべき時である。

 ここで大きな問題として立ち上がってきたのが核禁止会議への日本の不参加である。日本はアメリカの核の傘の下にあることからこの会議への不参加を表明している。しかし、日本への参加の期待は大きい。グレテス国連事務総長は「広島・長崎の記憶が薄れ核戦争が起こり得る状況になっている。核に亡ぼされる前に廃絶しよう」と訴えた。日本が参加することにはこの会議の目的を全世界に広げる上で象徴的意味がある。否それ以上にこの会議を一つの運動機関に例えるなら日本の参加は強力なエンジンの設置を意味するともいえよう。

◇アフガニスタンで22日、大地震が起き1,000人を超す死者が出ていると言われる。能登半島で大きな地震が頻発し、台湾でも大きなのが起き世界中で地震が激しくなっている折である。遠く離れたアフガニスタンの動きも何か繋がっているのかと考えてしまう。11年前の東日本大震災は地球の回転にも影響を与えたと言われる。とすれば、その力は地球規模のプレートにも力を及ぼし、大陸内部のアフガンにも及んでいると考えるのが素人の素朴な考えといえるだろう。

◇今日は沖縄の「慰霊の日」。何度も沖縄を訪れたが、その度に民間を巻き込んだ血みどろの戦争の悲惨さが胸に刺さる。それはウクライナどころではない。1945年6月18日ひめゆり部隊の女子生徒たちは集団戦死した。核が使われたら更なる地獄。それは8月6日の広島で明らかになった。(読者に感謝)