人生意気に感ず「台湾が戦火に包まれたら日本は。日本国憲法が発するメッセージ。ウクライナは天王山」 | 中村紀雄オフィシャルブログ 「元 県会議員日記・人生フル回転」Powered by Ameba

人生意気に感ず「台湾が戦火に包まれたら日本は。日本国憲法が発するメッセージ。ウクライナは天王山」

◇ウクライナ戦争が混迷を深め世界の安全保障に関する秩序が大きく揺れている。このような状況下で現在の日本が関わる二つの大きな動きが起きている。日米韓による共同訓練再開及びアジア安全保障会議である。

 三カ国共同訓練は北朝鮮の最近の目に余るミサイル発射等に対するものだ。日韓両国の関係悪化により実現できない状態だった。

 アジア安保会議では台湾をめぐる中国の動きに対してアメリカが警戒感をあらわにしている。台湾は中国の一部、そして必ず解放することを目的にした中国の執念は一貫して凄いものを感じる。ここで米中が戦火を交えることがあれば日本は直接の大変な影響を受ける。このアジア安保会議にはゼレンスキー大統領もオンラインで参加し「ウクライナを支援することは皆さんのためでもある」と強調した。これら二つの出来事を通じて私は外交がいかに重要であるかを痛感した。外交は戦争を防止するための最大の砦である。私はここで日本国憲法の前文に定める次の一節を改めて強く意識する。「平和を愛する諸国民の公正と信義に信頼してわれらの安全と生存を保持しようと決意した」この部分は現実を知らない絵空事と一部勢力から批判されているが世界情勢が大きく変化する中で、私は現実的な強い意義を有するに至ったと考える。この部分は日本の世界に対する注目すべきメッセージであり、日本の役割と使命が込められているのだ。

◇ウクライナ東部の要衝をめぐる攻防が激化している。ロシアの侵攻から3ヶ月半が過ぎ被害は拡大の一途である。ウクライナ政府の発表によればロシア軍の死者は約3万人に達しウクライナの民間人の犠牲者は4000人を超えたと言われる。またいくつかの有力な情報によればプーチン氏の健康問題は深刻でロシア国民にも重大な変化が起きつつあるという。戦局は今天王山を迎えているに違いない。外交による平和を求めることは非常に重要であるが和平を急ぐ余りウクライナに譲歩を迫ってはならない。ゼレンスキー氏が言うようにこれは私たちの問題だからだ。侵略しロシアに甘い汁を許したら「やり得」だという弊害を残すことになる。バイデン氏はより強力な武器をウクライナに提供しようとしている。このようにしてロシアを追い詰めつつ和平への交渉を達成すべきだと思う。小麦が届かないための食糧不足も深刻化している。戦争は全世界に人道問題を起こしている。(読者に感謝)