人生意気に感ず「はやぶさ2が示す地球外生命の可能性。フィンランドのNATO加盟が物語ること」 | 中村紀雄オフィシャルブログ 「元 県会議員日記・人生フル回転」Powered by Ameba

人生意気に感ず「はやぶさ2が示す地球外生命の可能性。フィンランドのNATO加盟が物語ること」

◇このところ宇宙の生命に関する情報が急ににぎやかになっている。「はやぶさ2」がもたらした生命の源に関する物質のニュースは、「はやぶさ2」の開発に県内企業が携わったこともあり私たちの心をわくわくさせる。新型ウィルスとウクライナの重苦しいニュースの中だけに尚更である。小惑星りゅうぐうの砂からアミノ酸が検出された。生命の源が地球外で見つかったことは地球外生命の可能性を示すことだ。気が遠くなる程広い宇宙ではこの地球と同じようにアミノ酸から始まった生命が進化を遂げている可能性がある。

 私は大学1年の時、かつてのソ連の科学者オパーリンが書いた「生命の起源」を読んだ。実験室で原始の地球を再現し生命の起源であるコアセルベートという物質ができることを証明した。その時、我々のような高度で複雑な心を持つ存在が進化によって果たして実現されるのかという素朴な好奇心を抱いた。私の胸には科学と宗教の両立の問題があった。聖書にあるように人間は神によって創られたのかという疑問であった。地球外の宇宙人が存在するとすればそれも神の力なのか。現在の科学の常識は神の力でなく進化によってここまで到達したということである。宇宙人の存在がSFの問題でなく語られる時代になった。ある元NASAの権威は宇宙人の存在はあと数年の間に確認されるだろうと発言している。「はやぶさ2」のアミノ酸の発見はそんな時代の状況の中の出来事である。

◇フィンランドとスウェーデンのNATO加盟問題に全世界の注目が集まっている。NATO、つまり北大西洋条約機構はプーチンが最も対決姿勢を剥きだしにする軍事同盟である。フィンランドはロシアとの間で1300キロの国境で接する国である。この国が長年の中立政策を放棄してNATOに加わろうとしていることはプーチンが突きつける問題の本質を最も端的に物語る。フィンランドではウクライナ危機を受け非常に多くの民間人が若者から高齢者まで射撃訓練をして有事に備えているという。ウクライナへの侵攻を見て明日は我が身と考えているのだ。バイデン大統領は、より高度な武器を大量にウクライナに供給し続け、追い詰められたプーチンは窮鼠猫を噛むの感で核に手をかけている。もし地球外高度文明が地球に来ているとすれば地球人の時代錯誤の争いを不思議な思いで観察しているかも知れない。(読者に感謝)