人生意気に感ず「コロナとの戦いは文化が基盤に。アメリカは支援を強化と大戦の回避を狙う。山岳写真展 | 中村紀雄オフィシャルブログ 「元 県会議員日記・人生フル回転」Powered by Ameba

人生意気に感ず「コロナとの戦いは文化が基盤に。アメリカは支援を強化と大戦の回避を狙う。山岳写真展

◇コロナとの闘いは実に長い。その暗い状況にやっと明るさが見えてきた。連日の感染者数は確実に減りつつある。政府は外国人観光客の受入れ拡大を実現しようとしている。外からの新しい人の流れはコロナの状況に影響を与えるだろう。新しい変異株の流入も懸念材料だ。長いコロナ戦を振り返って日本は外国と比べて比較的感染者が少なかった。これには日本の文化の特色が作用していると思う。外国人は日本の文化を高く評価し憧れている。長い間のストレスは日本の自然や文化に人の心を向ける要素だろう。それは日本の地方社会に息づいている。長いコロナ戦は日本の地方文化を守り発展させる契機になるに違いない。

 コロナとウクライナの二つの戦いが不思議なことに並行して進んでいるように見える。本来全く個別のものであるが、人間界の動きにコロナの盛衰が結びつくのは当然だ。なぜなら、それは例えばワクチンを貧しい地域に提供することがコロナ撲滅にとって不可欠なことからも分かる。

◇ウクライナ戦争が重要な局面を迎えている。ロシアは東部での制圧に集中して盛んに勝利を宣伝しているが、ウクライナ側はそれを許さじとして必死の戦いを進めている。この戦いを左右するカギはアメリカの武器援助である。アメリカの武器供給状況は第2次世界大戦でナチスに対抗する英仏等を助けた姿と重なる。その時アメリカは途方もない武器を提供する武器庫であった。今回もあの時と同様に武器貸与法をつくりそれに基づいてウクライナに大量の武器を供給し続けている。ウクライナのゼレンスキー大統領は東部を制圧され、より強力な武器の援助を訴えた。これに応えてバイデン大統領は新たな高性能ロケットの提供を表明した。これに対してロシアが厳しい態度を示すのは当然である。このロケットでロシア領内まで攻撃すれば第三次世界大戦になり核が使われるだろう。バイデン氏はゼレンスキー氏にロシア領内への攻撃を控えさせている。アメリカは微妙なバランスを求められているのだ。

◇昨日(2日)山岳写真展をみた。会長の橋本さんの壮大で雄大な作品を見るのも久しぶり。大自然は生きて変化している。その一瞬を切り取った作品からは命懸けで自然と向き合った芸術家の姿がうかがえる。その他多くの作品も厳しさと共にホッとするものを与えている。山岳写真には一瞬を選んで切り取る人の魂が現れている。人々はウクライナやコロナを意識しながらシャッターを切ったのであろうか。(読者に感謝)