人生意気に感ず「世界が注目する日本の役割。バイデン氏の表情は若く力強い。日本には守るべきものか」 | 中村紀雄オフィシャルブログ 「元 県会議員日記・人生フル回転」Powered by Ameba

人生意気に感ず「世界が注目する日本の役割。バイデン氏の表情は若く力強い。日本には守るべきものか」

◇世界の目が日本に注がれる瞬間である。バイデン大統領の来日、重要な国際会議、これらがウクライナ戦争と関連する状況の中で展開されたからである。中国はロシアと並ぶ地球規模の台風の目。その中国に真っ向から対峙しようとするアメリカである。バイデン氏と並んで立つ岸田首相の姿は日本の役割の重要さを物語る。最近のバイデン氏の表情は若さと力が以前より増しているように私には見える。

◇日米首脳会談では台頭する中国を年頭にして日米同盟の強化が確認された。首相は日本の防衛力の抜本的強化を強調した。注目すべきは、防衛力の抜本的強化に世論が目立った反対を示さないことである。私は平和ボケの日本にこのところ国を守ることの切実さが盛り上がって来たことを感じる。

 現在日本が最も心掛けるべきは時流に乗って上滑りにならないことである。平和憲法という座標軸を踏まえなければ日本の本来の歴史的使命は果たし得ない。第二次世界大戦で専制国家として民主主義と戦った日本が逆の立場に立って中心的役割を担うことになった。日米同盟を堅持した上で日本は主体的に動かねばならない。広島・長崎の惨劇は日本が活かすべき貴重な財産でもある。

 岸田首相は来年のG7サミットを広島で開くことを表明しバイデン氏の支持を得た。核の脅威が瀬戸際まで迫った今回のウクライナ戦争である。広島から全世界に対し日本のみがなし得るメッセージを発信すべきだ。バイデン氏は皇居で天皇陛下と会見し、日本庭園で茶のもてなしを受けた。皇居と茶は日本の伝統文化である。バイデン大統領は東洋文明の歴史の深さと重要さを肌で感じアジアに於ける日本の役割の意味を理解したに違いない。

◇さて「防衛力強化」の動きに関し私たちはウクライナに学ぶことがある。「天は自ら助くる者を助ける」である。世界の多くがウクライナを助けようとしている。それはゼレンスキー以下ウクライナの人々が大義の下で必死になっているからだ。私たちも大義の下で他力本願でなく必死で国を守る姿を示さねばならない。大義は民主主義と人権である。そして私たちにはウクライナ以上に命懸けで守るべきものがある。それを自覚する時は今をおいてない。

◇今日25日は群馬県日中友好協会の理事会である。私は会長として現在、対中国のことは試練の時で、真の友好と民間交流を尽くすための決意を示そうと思う。(読者に感謝)