人生意気に感ず「ウクライナ戦の節目。バイデン来日。日本が試される時。ふるさと未来塾は燃えた」 | 中村紀雄オフィシャルブログ 「元 県会議員日記・人生フル回転」Powered by Ameba

人生意気に感ず「ウクライナ戦の節目。バイデン来日。日本が試される時。ふるさと未来塾は燃えた」

◇ウクライナ戦が大きな節目を迎えている。ロシアは苦境に追い詰められながらも南東部に力を集中しマリウポリを制圧したと宣言しいている。今後、制圧地域の支配は永続してしまうのか。ウクライナは徹底抗戦の姿勢を崩さない。昨日バイデン大統領が来日した。折からの国際情勢を反映して空前の警察官が警護に当たっている。平和ボケと言われる日本はバイデン大統領の命を狙う者にとって隙だらけに違いない。万一のことがあれば世界の状況は一変する。私はバイデン氏が専用車を降りる時のドアの厚さを見て驚愕した。数十センチはあろうか。ミサイルで狙われても耐えられると思われた。東京を舞台に重要な複数の会議が予定されている。バイデン大統領はウクライナ戦を巡り民主主義と専政主義の戦いだと主張し続けてきた。ロシア、北朝鮮、中国、太平洋という地政環境の中で日本の役割と使命がますます大きくなっている。ウクライナ戦の一端ともいえる舞台が幕を開けようとしている。日本が試練の場に立たされているのだ。岸田首相は千両役者に成り得るのか大根役者の惨めさを晒すのか。それに日本の運命が懸かっているから目が離せない。

◇21日の「ふるさと未来塾」はウクライナの第二回目で、40人ほどの人々の前で私は緊迫の情勢を疲れを忘れて語った。切り口は3月1日の大統領一般教書演説である。直前の2月24日にプーチンの侵攻が始まっていた。一般教書演説は年頭に於いて大統領が議会に送るメッセージである。今回の演説には大統領の強い意志がにじんでいた。その中で私が特に注目したのは「プーチンの大誤算」の下りである。「ゼレンスキー大統領をはじめ、学生・一般市民・定年退職した教師までが祖国を守る兵士となっている」、「プーチンはヨーロッパとアメリカを分断できると考えた」、「我々はロシアの嘘に対して真実で対抗した」、「ロシアはかつてない程世界から孤立した」。これらがプーチンの大誤算に基づくものだと指摘したのだ。

 塾生からはプーチンは勝利するのかという懸念の声も上がった。私は米議会で成立した「武器貸与法」に触れた。核戦争を避けるためウクライナへの直接の派兵をしない代わりに、この法律に基づき膨大な武器の援助が可能になったのだ。5月9日の対独戦祝勝記念でのプーチンの姿勢には弱気が現われていた。国民のプーチンへの疑いの視線が濃くなり始めたからだ。深刻な病気を抱えた独裁者の末路が近づいていることを私は語ったのだ。(読者に感謝)