人生意気に感ず「地底からの脱出と国連の役割。尾身さんの葬儀で安倍さんは何を語るか」 | 中村紀雄オフィシャルブログ 「元 県会議員日記・人生フル回転」Powered by Ameba

人生意気に感ず「地底からの脱出と国連の役割。尾身さんの葬儀で安倍さんは何を語るか」

◇地底から這い出した女性たちは語った。「ずっと太陽を見なかった」、「息苦しかった」、「もう暗い中トイレに行かなくていい」、「地下室が崩れるかと思った」。その恐怖感は想像を絶する。

 地下からの脱出が国連の努力で実現した点に私は注目する。国連が世界の平和のために機能していないと、かねてから言われていた。それは一つには常任理事国が拒否権を行使するからだ。今回のウクライナ戦争ではロシアが常任理事国として拒否権を行使することが問題となっていた。第二次世界大戦後戦勝国だけが常任理事国になったことが禍根を残すことになった。ゼレンスキーウクライナ大統領も国連の機能不全を日本の国会で訴えていた。(3月23日のオンライン)

 今回の脱出劇は国連事務総長グテーレス氏とプーチン大統領の会見で実現した。国連がまさかの時に懸命な努力で存在感を示したのだ。これは世界の世論の支持があったから実現出来たに違いない。今回の成果をステップにして国連が進化することを期待したい。

◇今週は忙しい日程が続いている。明日19日は尾身幸次さんの葬儀が行われる。激しい炎のような信念を貫いた一生だった。尾身さんとの思いでは尽きない。「棺を覆って事定まる」と言われるが尾身さんの業績はやがて歴史が正しく評価するだろう。私は近い将来「炎の男尾身幸次(仮題)」を書くつもりだ。

 当日は安倍元総理が葬儀委員長を務める。私は尾身さんと安倍さんの特別な関係を身近に見てきたので棺の前で何が語られるかに注目している。

 明後日21日は、ふるさと未来塾で再びウクライナを語る。ウクライナ戦争は大きな節目を迎えつつある。情勢は錯綜しているがプーチンの深刻な病状もからんで予断は許されない。全世界を巻き込んで自由・平和・民主主義・人権という普遍的な問題の歯車が回り出した。私は限りなく小さな存在だが、だからこそ身近な視点から全力で話したいと思っている。

◇ほっと息抜きの話題である。UFOのことがアメリカ議会で正式に取り上げられてから俄にスポットが。そしてこの度、NASAの元宇宙科学の権威グリーン氏が人類はもうすぐ、数年内にエイリアンと遭遇するだろうと発表した。車イスの故ホーキング博士はその危険性を指摘していた。宇宙への扉はコロンブスの新大陸発見のような未知の世界の始まりになるのだろうか。(読者に感謝)