人生意気に感ず「プーチンはロシアを殺したという声。ロシアの崩壊は近いか。大誤算の結末は」 | 中村紀雄オフィシャルブログ 「元 県会議員日記・人生フル回転」Powered by Ameba

人生意気に感ず「プーチンはロシアを殺したという声。ロシアの崩壊は近いか。大誤算の結末は」

◇ゼレンスキーウクライナ大統領はコメディアン出身という経歴を遺憾なく発揮している。身近に感じさせる一体感が世界に伝わって内外の士気を高めている。新時代の新しいタイプが現われたともいえる。日本で仮に内戦が始まりタケシが本気で同じようなことを始めたらどうなるだろうかと想像する。一方のプーチンの姿を見て、私はヒトラーを風刺したチャップリンの喜劇を思い出す。一見泣きそうにも見えるプーチンの表情はコメディアンにも見えるのだ。しかし、このコメディアンの手に核のボタンが握られているのは紛れもない現実である。

◇プーチン氏は内部崩壊を食い止める手段として徹底した情報管理を始めた。偽情報(フェイクニュース)を流すことに最高15年の刑を科す法律を作った。それをロシア国内の外国人にも適用し、フェイクかどうかの判断はロシア政府が行うというのだから最悪である。日本は憲法で知る権利を保障するが情報こそ民主主義の基盤であることがロシアの暴挙からよく分かる。プーチンの情報管理はロシア国内で一定の成果を挙げているようだ。プーチンの支持率が高いのはそれを示している。江戸時代に三猿(見ざる、聞かざる、言わざる)の例えがあった。情報は政府を批判する手段であるばかりでなく人間の心を活かす重要な要素でもある。だから情報をシャットダウンすることは人間を殺すことに通じるのだ。

◇ロシアの反体制派のある知識人は「プーチンはウクライナばかりでなくロシアをも殺した」と訴えている。これは身の危険を冒して日本人にメッセージを伝えようとするものだ。これから厳格な情報統制の下に於いても厚い氷河が溶けるようにロシアの崩壊は進んでいることが推測される。ロシア人の多くは1991年のソ連崩壊の歴史的ドラマを覚えているに違いない。ましてや現在はスマホなどの器械が発達しているから情報をシャットダウンすることは不可能に違いない。更にロシア人にとって重大なことは全世界の経済制裁である。無知な人にとっても空腹は理屈なしに響くものである。その上に、ウクライナとロシアは兄弟国と言われる位だから親戚知人友人、文化の面のつながりなどは私たちが想像する以上であろう。これらを総合してプーチンの大誤算が存在する。ある専門家の分析ではロシアの経済が決定的に破局に向うのは今年の6月頃とか。その時プーチンは自分につきどのように決着をつけるのか。(読者に感謝)