人生意気に感ず「柏崎原発の危機を思う。追い詰められたプーチンは第三次大戦も覚悟か。中国の対応は」 | 中村紀雄オフィシャルブログ 「元 県会議員日記・人生フル回転」Powered by Ameba

人生意気に感ず「柏崎原発の危機を思う。追い詰められたプーチンは第三次大戦も覚悟か。中国の対応は」

◇先月24日に始まったロシアの侵攻は欧州最大級原発への攻撃で一つの頂点に達したと思う。ウクライナのゼレンスキー大統領は激しく非難した。「これまでに原発を攻撃した国はない。国家テロリストが人類史上初めて核テロに訴えた」

 私は隣県の柏崎原発と北朝鮮を直ちに想起した。新潟県の海岸に位置するこの原発はテロリストに対して丸裸に近い。北朝鮮はこれらの海岸から日本人を拉致したことが示すように手段を選ばないテロ国家である。このことからも今回のロシア侵攻が我々にとって対岸の火事でないことは火を見るより明らかである。

 津波が押し寄せるように全世界の声がロシアを非難している。ロシア国内でも反戦の声は高まっている。反戦を訴えたロシアの50の都市では7000人が拘束されたことがこれを物語る。拘束された人の中には3人の児童もいるのだ。ロシアはロシア国民に世界の情報を伝えないように多くのサイトを遮断していると言われるが、私は墓穴を掘ることに繋がると考える。なぜなら社会主義であっても国民を信じない政府の姿勢は究極に於いて自縄自縛になるに違いないからだ。

 ロシアとウクライナの会議は難航が伝えられるがロシアも激しい世論を無視はできない。激戦地マウリポリの市民を退避させるために「人道回廊」を設け一時的に停戦する方向らしい。ほっとする話であり実現させて欲しい。

 情報は刻々と変化している。追い詰められたプーチンは国内を締め付けるために法律を強化し反政府活動に対し厳しい刑罰をもって臨もうとしている。注目すべきはこの法律をロシア国内の外国人にも適用するというのだ。プーチンが今回稼働中のザボリージャ原発を砲撃したことは何を意味するのか。確かな情報によれば「間一髪だった」。あわやヨーロッパが崩壊することもあり得たのである。これはプーチンが核の使用も辞さない覚悟をもっていると見なくてはならない。暴君は狂気の沙汰の状態になっている。恐ろしいことは反対者を暗殺の手段を使っても抑え込もうとするロシアという国の体制である。ウクライナの人々の士気は最高に上がっている。問題はどこまで耐えられるかだ。西側の多くの国が武器を次々に送り込んでいる。最大のポイントは中国の動きであるが流石の中国も原発砲撃に強い懸念を表明した。中国には賢明な道を選んで欲しい。中国はアメリカと並び立つ真の超大国に成り得るかの分岐点におり、そのことは日本と直接に大きく関わることである。(読者に感謝)