人生意気に感ず「緊迫のウクライナ。バイデン氏の活躍に注目。アメリカの真の民主主義を信じる」 | 中村紀雄オフィシャルブログ 「元 県会議員日記・人生フル回転」Powered by Ameba

人生意気に感ず「緊迫のウクライナ。バイデン氏の活躍に注目。アメリカの真の民主主義を信じる」

◇ウクライナの緊迫した状況を私たちの多くは対岸の火事として傍観している。それは決して許されないことだ。なぜなら世界の平和と民主主義に結び付き私たちの生命や財産に関わる問題であるからだ。過去には差し迫った状況の中での偶発事件で大きな戦いに発展した例もあるのだ。今回のウクライナ問題では独裁者プーチンの手に核ボタンが握られている点がより深刻である。

◇ロシアの大軍の実際の侵攻が回避される可能性が出てきた。米露首脳が近く首脳協議を開くことに原則合意したというのだ。それは協議までロシアがウクライナ侵攻を始めないことが条件になっている。フランスのマクロン大統領が間に立って土壇場での米露の駆け引きが行われているらしい。正確な情報が強く求められている。

 プーチンの本音はウクライウナが欲しいのだ。それを抑える力は世界が一体になって経済制裁を加えることである。その制裁によってプーチンの膨大な個人資産も影響を受けると言われる。このような個人的な事情が利己的な独裁者を動かす力になっているのだろうか。

◇バイデン大統領はロシアを抑制する欧米その他をまとめる指導者としてかなりうまくやっていると見える。プーチンは老政治家バイデンがここまでやるとは思わなかったのではないか。トランプという亡霊によって脅かされているアメリカの状況をチャンスと捉えていたに違いない。バイデン氏は世界の外交政策に長く関わってきた強かな人物である。ここでプーチンを抑え込みコロナの沈静化に成功すればアメリカの世論を回復させ中間選挙もうまくいく可能性がある。バイデン氏の活躍はアメリカ及び世界の民主主義の進展の上で大きな意味がある。そしてこの動きは対中国でも効果を発揮するだろう。

◇トランプのカムバックは亡霊であり、テレビで映る姿はピエロにみえる。既に化けの皮は剥がされた。アメリカのダイナミックな歴史を振り返り偉大な大統領は誰かと問う時、私は先ずリンカーンを挙げる。それは黒人奴隷を解放しアメリカの分断を救ったからである。現在アメリカはトランプの出現を機に分断が広がっている。この分断を救うのは民主主義の復活である。米中の対立、プーチンは独走で世界の真の民主主義が問われる時がきた。日本の役割は極めて重要であるが岸田総理の姿はかすんで見える。それは日本の民主主義を象徴する姿でもある。(読者に感謝)