人生意気に感ず「群馬の驚くべき感染状況。ロシアの軍事行動が秒刻みに。五輪委員会は毅然たるものを示 | 中村紀雄オフィシャルブログ 「元 県会議員日記・人生フル回転」Powered by Ameba

人生意気に感ず「群馬の驚くべき感染状況。ロシアの軍事行動が秒刻みに。五輪委員会は毅然たるものを示

◇新型コロナで群馬が驚くべき状況だ。伊勢崎市133人を筆頭に高崎市128人、太田市124人、前橋市114人と続く。13日確認の感染状況である。県内感染者の累計は4万1576人に達し、死者は219人である。首都圏に接し、その上主要交通網で結ばれていることが影響していると思われる。この状況は「群馬は大丈夫」という安全神話を突き崩すことにつながっているに違いない。そして首都圏直下型大地震や富士山大爆発などの予兆の影と重なって危機感を募らせている。

◇本来根拠のない安全神話であるがそれが去って行く現実には一抹の寂しさを覚える。その時はっと救われる存在に気付いた。「ふるさと未来塾」の「宇宙時代」の授業でその最新の設備に触れたが、ぐんま天文台である。私の講義に合わせるように研究員の方から貴重な示唆を頂いていた。それにはこの天文台を宇宙につながる「現場」と捉えておられることが書かれている。天文台に寄せる使命感が見られた。それにしても巨費を投じた施設を県行政、そして高山村政は何故もっと積極的に活かそうとしないのか。宇宙時代が加速する現在、先見の明を示した小寺元知事は天国で嘆いているだろう。

 高山村は吾妻郡にある。日本武尊が「わが妻よ」と叫んだという伝説と天文台の結びつきは素晴らしい。悠久の古代と膨張する宇宙が身近で豊かな自然の中で息づいている。したたかなオミクロン株だが今をピークとしてやがて沈静すると思う。コロナ後の社会の在り方こそ大きな課題である。それは

行き過ぎた機会文明を反省することが中心になるだろう。その時天文台と伝統文化に象徴される高山村の存在は脚光を浴びるに違いない。先日、回りの雪山の荘厳さも宇宙に開かれていることを感じさせた。

◇ロシアという国は理解しがたい。平和の祭典に真っ向から挑戦するように大規模な軍事行動を展開しつつある。それでも五輪への参加を許すことは何たることか。プーチンの胸には五輪憲章など吹けば飛ぶほどの存在に違いない。ナチスのヒトラーがかつて五輪を最大限に戦争のための国威発揚に利用したことが思い出される。五輪の在り方には世界の平和と人類の行方が懸かっているといっても過言ではない。ロシアの行動が秒読みの状況に来ている。オリンピック委員会及び世界の良識は今こそ毅然とした姿勢を示さねばならない。(読者に感謝)