人生意気に感ず「モデルナを接種した。オミクロンと尾身朝子。教育を本音で語る時、教師を萎縮させるな | 中村紀雄オフィシャルブログ 「元 県会議員日記・人生フル回転」Powered by Ameba

人生意気に感ず「モデルナを接種した。オミクロンと尾身朝子。教育を本音で語る時、教師を萎縮させるな

◇昨日モデルナを接種した。情報が錯綜する中で「科学を信じ正しく恐れる」という信念は変わらない。列をなす高齢者軍団、きびきびと動く関係者の姿、コロナとの戦いが終局に向きつつあることを感じる。国会では時局を反映した論戦がしきりである。月曜日、数人の友人と尾身朝子氏の予算委質問を観戦した。その要旨は科学技術の振興及び女性議員の役割である。どちらもタイムリーかつ重要なテーマである。国会は国権の最高機関で、ここでの発言の一言一句は重い。朝子氏はここでの発信を今後の活動の一歩と考えている筈。私はそれを支援する決意を固めた。テーマの第一の科学技術は今私たちが対面しているオミクロンに直接関わること。新型ウイルスとの対決は今後も続く。それは人類永遠のテーマと言っても過言ではない。百年前のスペインかぜ、今日の新型であるがその一区切りに4年もかかった。現在のオミクロンはそれと無関係ではない。地球の誕生からおよそ10億年を経て単細胞の生命が登場した。オミクロンの遠い祖先である。変異を重ねて数々の環境の変化を生き抜いたしぶとさを私たちは受け止めねばならない。「正しく恐れる」とはウイルスの歴史を科学的に捉えることである。尾身朝子さんの国会での発言はそこに繋がる。女性の役割も同様にそこにある。生命を育む女性の視点を科学の力と共に活かす時になった。

◇新型ウイルスは社会に衝撃を与え続けている。それは今後社会を変え、国の形に大きな影響を及ぼすに違いない。現在、コロナの嵐の中で教育界が揺り動かされている。教育こそ国と社会と人間の大本である。こんな中で、文科省は先月31日、公立校の教員不足の深刻な状態を報じた。あらゆることに関して責任を避け安易を求める社会の中で教員は大変な仕事である。聖職という言葉は死語になった感すらある。モンスターペアレントの存在、形だけのPTA、こんな中で若い人が教職に情熱を失うのは当然とも言える。政府も自治体も危機感をもって教育に取り組まないと日本は崩壊するだろう。教育ほど現実と理想が乖離する分野はない。そして国や行政はとかく理想に走りがちである。そのために教育界がますますうまくいかなくなっている。モンスターペアレントが跋扈し教師は萎縮しいじめは止まらない。私は昔の教室風景が懐かしい。今、社会の危機に際し教育が本音で語られるべきだ。情熱ある先生を守る雰囲気を作らねばならない。多くの教師が過労死に近いほど働きながら成果がないことを国と行政は反省すべきである。(読者に感謝)