人生意気に感ず「天下大乱。コロナ・南海トラフ型・大噴火、医療の逼迫と混乱」 | 中村紀雄オフィシャルブログ 「元 県会議員日記・人生フル回転」Powered by Ameba

人生意気に感ず「天下大乱。コロナ・南海トラフ型・大噴火、医療の逼迫と混乱」

◇天下大乱は地球規模で緊迫度を加速させている。地球劇場などと言って観客席にいることが許されない状態になってきた。コロナ禍はもちろんのこと、日向灘の5強、トンガの巨大噴火、南極の氷融解の加速など枚挙にいとまがない。オミクロン株の拡大状況は凄い。もう少しでピークを迎え終息に向うと見られているが決して油断はできない。それは小さな子どもの間に広がっており、また新たな変異株が生まれるなどが懸念されているからだ。

 日向灘を震源とする震度5強の大地震があった。ここは南海トラフの想定域であり古来この地域の大地震が南海トラフ型に続くと言われてきた。その他の兆候も重なっていることからいよいよかという感を抱くのだ。

 トンガの巨大噴火は日が経つにつれてその実態が明らかになってきた。1000年に一度の規模と言われ、その爆発力は広島型原爆の500倍以上でその広がりは関東圏がほぼまるごと呑み込まれる程と観測されている。噴煙が太陽をさえぎる等の大きな影響がこれからの脅威として考えられる。

 南極の氷の融解は正に地球の末期を想像させる。かつて言われていたことであるが最近はNASAなどの衛星による観測と研究によってその全体像が明らかになってきた。それによれば過去25年間に3兆トンの氷が消滅し、そのうちの40%は最近5年間の出来事であるらしい。その結果は海面の上昇である。世界の大都市は東京初め多くは海面すれすれに存在している。また太平洋の島々の国は水没の危機に晒されることになるだろう。

◇オミクロンを軽く見る雰囲気が広がる一方で医療分野では深刻な事態が発生している。総務省の消防庁が発表した。感染拡大の影響で救急車を呼んでも搬送先が決まらない事案が急増しているという。救急車に乗ったまま受入れが決まるまで5時間もかかった患者がいたらしい。冬場は脳卒中や心疾患など深刻な患者も多い。このような人たちの本来救える命が救えない事態が生じている可能性が生じている。オミクロンのピークはあと2週間くらいになるだろう。しかしこの状態でオミクロンの先を行く更に新しい変異株が生まれたらどうするのか。いずれにしてもワクチンを接種してマスク手洗いなどを徹底することだ。これまでのコロナの体験を活かしてコロナと共存する生活をある程度長く続けることになるだろう。(読者に感謝)