人生意気に感ず「巨大地震の兆候迫る。オミクロン株の足音が本県で響く。国交正常50年の試練」 | 中村紀雄オフィシャルブログ 「元 県会議員日記・人生フル回転」Powered by Ameba

人生意気に感ず「巨大地震の兆候迫る。オミクロン株の足音が本県で響く。国交正常50年の試練」

◇今、歴史的に、あるいは地球史的といえる大乱のただ中にいる。12日0時を回ったところだが早くも北の果て及び南部における地震が報じられた。北とはアリューシャン列島。M6.7で震度は3又は4。そして南部とは大分県におけるM3.9、震度3である。多くの人が危機に慣れあるいは危機感を麻痺させている。私は素人感覚で素直に恐れることが大事と思う。この危機感こそ自分を守るための原点に他ならない。専門家は指摘する。「巨大地震はある日突然ではなく必ず前震がある」、今がその時である可能性は高いのではないか。

◇日本列島では昨年12月以来頻発するようになった。2日茨城県南部、3日山梨県東部・富士五湖、4日トカラ列島近海等である。日本は国土面積は世界の0.25%だが世界で起きるM6以上の大地震の約2割が集中している。私は日本の長い歴史の上で日本の文化や日本人の精神までもが地震の試練を受けて育まれてきたことを最近改めて痛感する。私たちは束の間の平穏の中で生きている。戦後しばらくそれが続いたが東日本大震災で破られ大激動期に入り今回コロナが重なった。今こそ歴史に学ぶ時。

◇山本知事は11日本県の警戒レベルを2に引き上げると発表した。知事はオミクロン株の市中感染の可能性を踏まえ「近くオミクロン株の大きな感染の波が来るのは避けられない」との認識を示した。オミクロン株の力は強くなく重症者は少ないようだが爆発的に拡大すれば事態は変わるだろう。第一の懸念は医療逼迫だ。全部を病院に入れることはできない。県は自宅療養を12日から再開する方針を示した。

◇今月19日、群馬県日中友好協会は新春パーティを実施する。感染対策に万全を期し、飲食なしで約1時間の予定である。私は会長として主催者の挨拶をする。短いものにするが中国が世界に波紋を広げ米中の対立が激化しているので私の挨拶は重要であることを覚悟している。真の友好とは何かが試される時。今年は日中国交正常化50年の節目。その共同表明では日中は社会制度の相違にかかわらず平和共存、恒久的な平和友好関係を明記した。米中対立の中で日本の役割は限りなく大きい。

◇前駐日大使夫人汪婉さんから年賀状が届いた。この人は東大で歴史を学んだこともあって私はその在任中格別なお世話になった。「正常化50年を期に交流の一層の発展を祈る」とある。汪婉さんは現在北京大学の理事である。私はコロナ後に北京での再会を願っている。(読者に感謝)