人生意気に感ず「日中友好協会青年会の動き。聖徳太子の故事は現代に繋がる」 | 中村紀雄オフィシャルブログ 「元 県会議員日記・人生フル回転」Powered by Ameba

人生意気に感ず「日中友好協会青年会の動き。聖徳太子の故事は現代に繋がる」

◇一年が速い。師走というが間もなく12月に入り今年も終りに近づく。コロナの重しが社会の動きをストップさせていた感がある。その重しが解かれて一気に社会が動き出したようだ。ステイホームという言葉が定着したがステイ社会のようだった。

 22日、日中友好協会事務局幹部と来年の協会の計画等について話し合った。日中の関係は正念場を迎えている。両国国民のお互いに対する感情が悪化している。しかし中国との関係はアメリカ同様非常に重要である。米中の対立が激化すればするほど日中の重要さは高まることを私たちは冷静に受け止めなければならない。そんな思いで私は来春の日中友好新春パーティを迎える。

◇群馬日中友好協会の中に青年会が出来て歩みを続けている。その輪に中国帰国者の仲間が参加し広がりの動きを見せているのは心強い。残留帰国者の幹部が青年会に加入の方向である。中国残留邦人の永住帰国が実現してから40年が過ぎた。彼らは2世の時代に入ってその人たちも老いている。私たち日本人は2世に続く人たちにも理解と支援を心掛けねばならない。それは青年会の重要な課題なのだ。日中の関係が険悪な時だけに一層そのことを感じる。

◇日米中この3国の複雑な関係はかつての三国志を連想させる。曹操は誰、孔明は誰と似ているなどと思い巡らせると楽しくなる。

 私は最近日中関係を考える小論を書いたがその中で聖徳太子の故事に触れた。「日の出ずる国の天子、日の没する国の天子に挨拶」と書いて隋の皇帝を怒らせた話である。アジアの果ての小国の代表が超大国のトップと対等にわたり合おうとした気概を示す例として挙げたもの。これは時を超えて今日でも学ぶべき真理が含まれていることを言いたかった。日本の指導者は米中の対立の間に立って真の気概と高い定見を持たねば絶好のカードを活かすことができない。政治家は与野党を問わず時には歴史に思いを馳せることが必要だ。現在の騒然とした流れも歴史の一コマであり、歴史の視点をもってすれば私たちがどこへ向っているかのヒントも得られるに違いないのだ。日米中の三国は徹底して歴史的存在なのである。

◇「自滅しようともあなたとの間に起きた事実を話す」と告白した不倫が世界的問題になっている。テニス選手と中国政府高官との不倫とされる。中国のよくある状況が五輪との繋がりで世界の舞台に引き出されたか。(読者に感謝)