人生意気に感ず「岸田政権の姿は。日本型資本主義とは。1区の公認問題。福田達夫さんと新しい風」 | 中村紀雄オフィシャルブログ 「元 県会議員日記・人生フル回転」Powered by Ameba

人生意気に感ず「岸田政権の姿は。日本型資本主義とは。1区の公認問題。福田達夫さんと新しい風」

◇間もなく誕生する岸田政権はどのような特色を示すのか。コロナ禍、緊迫の国際情勢等未曾有の国難の中だけに不安と期待が募る。

 コロナの下で経済格差が浮き彫りになった。企業は倒れ子どもを抱えた貧しい女性の姿が目立つ。岸田氏は「富の再分配」を打ち出そうとする。富める所に益々富が集まるのを是正する。資本主義の根底には自由競争の考えがある。自由競争はチャンスと活力を生む。コロナ禍の下でこの流れにブレーキをかける必要が大きくなった。富を弱者へ向けて再分配し良い循環をつくり新しい活力をつくり出す。これを「新しい日本型の資本主義」だと主張する。

◇岸田氏は新総裁として次の三つの覚悟を示した。民主主義などの価値観を守り抜く。日本の平和と安定を守り抜く。地球環境などに貢献し国際社会で存在感を示し国益を守る、である。

 私たちは政権の新しいスタートからその歩みをよく監視する必要がある。それが民主主義の原点である。岸田氏は「国民の声に耳を澄ます」、「自分の特技は人の話をよく聞くことだ。国民との一体感をしっかり取り戻していく」と語った。説明不足と批判された菅さんの姿勢を意識しているに違いない。「耳を澄ます」「一体感」は情報を提供して民主主義の形骸化を救うことに通じる。岸田さんのこれらの覚悟と主張は目前の衆院選にかかっている。群馬一区の公認問題も大きな歯車の中で注目度を増してきた。

◇いよいよ10月である。まず4日、群馬一区の公認問題をはかる役員会が開かれ私も出席する。全国的にも注目されてきた群馬一区はマスコミでも色々論じられた。状況によって私も発言する考えであるが大勢は党本部に一任ということになるだろう。紛糾して結論を出すのに何日もかけることは次の本命である衆院選にとってマイナスであるからだ。

◇10月4日、岸田氏は臨時国会で首相に指名され新内閣が発足する。恐らく今頃政策スタッフ等が必死になって草稿に取り組んでいることだろう。この演説と代表質問が世論に反映し衆院選を左右する一つの要素になるだろう。1日の新聞では早くも自民党の人事として福田達夫さんの総務会長が報じられた。福田さんの動きは総裁選でも注目されていた。この抜擢は岸田さんの目玉人事であり新鮮な風が吹き始めたことが感じられる。(読者に感謝)