人生意気に感ず「緊急事態全面解除の受け止め方。総裁選と女性。柏崎原発の隙だらけ」 | 中村紀雄オフィシャルブログ 「元 県会議員日記・人生フル回転」Powered by Ameba

人生意気に感ず「緊急事態全面解除の受け止め方。総裁選と女性。柏崎原発の隙だらけ」

◇緊急事態宣言が全面解除に向っている。田村厚労相は述べた。「非常に速いペースで数値が改善している」。政府は9月30日の期限で全て解除する方向で最終調整に入った。医療の逼迫状況が新たな基準になると言われていたが病床使用率の指標も目安の水準を下回っているという。手強く非常に狡猾と言われるデルタ株にも打ち勝っていることを意味するのか。暗闇の前方に大きな明かりが見えてきた思いである。身近な材料である県内新規感染者が19人(26日現在)という数字がその証拠のように感じられる。

 デルタ株出現の事態に於いても最良の防止対策はワクチン接種だと専門家は語る。これはマスク、手洗い、三密回避は当然のこととしてその中心にワクチン対策を据えるということである。そしてこれらの実行の中心は一人一人の行動に懸かるのだからコロナ戦の行方は私たちの手のうちにあると言える。

◇総裁選の行方が混沌としている。大方は第一回で一人が過半数を得るのは困難で、1位2位の決選投票になると見ている。ここで面白いのは外国の株式投資家の見方である。ある高名な投資家は女性総理誕生なら日本株の買いを進めると発言する。それは女性が日本に於ける未開発な大きな人的資源と見るからだ。女性総理の誕生は確かにこの未開発部分を大きく後押しする要素となるだろうが株の動向だけで総理を考えるのは短絡的である。株は国家を動かすのとは違う。それは損得だけの問題である。株の投資家が女性は貴重な人的資源であり日本はそれを生かしていないという指摘はその通りである。その意味で今回の総裁選で女性候補の実現は可能性が低いが社会は女性候補の得票に注目し、そのことが日本の女性資源を発展させることに好影響を与えるに違いない。

◇東電刈羽原発のテロ対策不備に改めて強い憤りを抱く。前から続いているミスに関して東電は原子力規制委に報告書を提出した。それはリスク認識の甘さ、上層部が現場の実態を把握していない、組織の是正する力の欠如などを挙げている。あの3・11を真剣に受け止めていないのではないか、そして国会事故調査委の厳しい指摘も馬の耳に念仏なのかと思う。かつて何度も仮羽を視察した。対岸は北朝鮮である。日本海沿岸で拉致が繰り返された。テロリストが侵入することはたやすいことだ。原発を管理する能力の欠如は原発廃止の有力な根拠となり得る。(読者に感謝)