人生意気に感ず「感染者は2億人を超えて。シオノギの飲み薬に期待。」 | 中村紀雄オフィシャルブログ 「元 県会議員日記・人生フル回転」Powered by Ameba

人生意気に感ず「感染者は2億人を超えて。シオノギの飲み薬に期待。」

◇世界の感染者は4日、2億人を超えた。1億人超えに驚いたのが約半年前。この勢いは何を物語るのか。100年前のスペインかぜの時と比べ今回はワクチンがあるからと信じてきた。ウイルスの驚異的な力故なのか。平和の祭典はこのウイルスの下で順調に進み終盤が近づいた。肌の黒い人たちの活躍は圧倒的である。これらの人々は途上国の貧しい地域出身が多い。これらの地域ではワクチンが起き届かず医療従事者にすら行き届いていないと言われる。五輪の5つの輪は5大陸が力を合わせる象徴の筈だ。コロナの克服には国境や肌の色を超えた助け合いが必要である。コロナ下の五輪はこのことを人類に訴えている。

◇中等症や重症者が増える中で医療の逼迫が深刻となっている。救える命が救えなくなっている状況はただ事ではない。この状況で一つの灯火ともいえる情報に注目が集まっている。それは軽症から中等症を想定した飲み薬が年内にも実現しそうだというのである。我が国ではコロナ対策の薬が他の先進国に比べ大きく遅れ政治の責任が問われている。シオノギのこの薬は感染初期に投与することで重症化を抑制できるという。このような製薬会社の動きを国は積極的に支援すべきである。対コロナ戦は長期化することを覚悟しなくてはならない。敵は何十億年も存在し変異に長けた強かな怪物なのだ。遅きに過ぎることはない。科学立国日本の力で人類に貢献すべき正に重要な場面なのだ。東京五輪の成果はコロナ克服とセットにならねば本物とはいえないと思う。

◇日本のメダルラッシュは止まらない。この勢いは目前の最終日まで続くに違いない。マラソンは五輪の歴史を貫いて華の存在であるが、今回は炎暑の中で選手にとって命懸けの闘いとなる。マラソンといえばエチオピアの裸足のアベベや人間機関車と言われたザトペック、そして日本の円谷の姿がすぐに思い出される。マラソンはよく人生にたとえられる。私も比べものにならない存在ながら毎年ぐんまマラソンで10キロを走り、今年11月3日は81歳でこの距離を走る。マラソンは生きること人生そのものだと感じている。今回の東京五輪を振り返って「日本、日本」と夢中になり過ぎた自分であった。最後のマラソンはナショナリズムを超えて広い心を取り戻して応援したいと自分に言い聞かせている。14日時点の日本のメダルは46個。その中で22個の金がさん然と輝く。私は今回五輪を敢行して良かったと信じている。(読者に感謝)