人生意気に感ず「47.9度の焦熱地獄。トランプ熱に陰り。オリンピックは可能か」 | 中村紀雄オフィシャルブログ 「元 県会議員日記・人生フル回転」Powered by Ameba

人生意気に感ず「47.9度の焦熱地獄。トランプ熱に陰り。オリンピックは可能か」

◇北米カナダのある地域で47.9度を記録した。地球温暖化の極限の姿を想像するが、実際はこの先があるに違いない。地球で現在とんでもないことが起ろうとしている。私たち人間は束の間の平穏を発展させ、文明を暴走させている。これは人間が自らの首を絞めている姿に他ならない。様々な想念が胸で渦巻く。

 現在北米で、特に西部の太平洋岸で起きていることは決して他人事ではない。日本でも毎年起きている異常気象と繋がっているのだ。南極大陸の氷が溶け始まっていることも同一の運命の中の出来事と認識しなければならない。

◇アメリカ国立気象局はこの熱波につき「歴史的で危険で長期にわたり前例がない」と発言し、またある学者は「1000年に1度の異変」と警告する。昨年の悪夢のような森林火災の記憶は生々しい。気象や環境の専門家は今年もこの熱波の中で森林火災のリスクが高まっていると警告している。全地球を襲い1億8千万人を超える感染者と392万人に達する死者を出したウイルス軍団はこの異常気象に苦しむ人間界を冷笑しているかもしれない。北極の凍土が溶けて、眠っていた未知の微生物が目を醒まそうとしていると言われる。ウイルスには30数億年の歴史がある。人間のワクチンに抵抗して変異を続ける姿はこの歴史の力に違いない。この状況の中で東京五輪が目前に迫った。深刻な感染地域から選手団が集まり出した。中には感染者も現れている。このリスクは今後加速するだろう。果たして五輪・パラリンピックは実現できるのか心配になってきた。

◇このような世界情勢の中でトランプ前大統領の再始動が報じられている。中間選挙に向けた大規模集会である。この人物のスーパーマンぶりには脱帽の他ないがトランプ人気もどうやら陰りが生じ始めているようだ。岩盤と言われた支持者から批判の声が上がり出した。史上最大のポピュリストに寄せた熱狂は冷めつつある。トランプ氏は7千万を超える票の幻影を見ていたに違いない。私には最大のピエロにしてドンキホーテに見える。私はアメリカの民主主義は健在でありバイデンによって復活したと信じる。地球を舞台にした米中の健全なタイトルマッチを期待する。習近平氏の胸中には愛される中華民族の信念が芽生えていると信じたい。(読者に感謝)