人生意気に感ず「ふるさと塾は巨大地震とコロナ。富士山大噴火と南海トラフの連動。コロナと賭け」 | 中村紀雄オフィシャルブログ 「元 県会議員日記・人生フル回転」Powered by Ameba

人生意気に感ず「ふるさと塾は巨大地震とコロナ。富士山大噴火と南海トラフの連動。コロナと賭け」

◇前首相講演の翌日「ふるさと塾」が行われた。コロナ禍と会場利用が緊張関係にあったので実現できてほっとした。テーマは「大地変動の時代」、つまり巨大地震・巨大噴火及び「コロナ対応」であった。この日、尾身朝子さんがいつものように聴講生として参加し最後に国政の立場からコロナの最新状況について説明した。

 東日本大震災から10年以上が過ぎたが余震状況はまだ終っていない。そういう中で首都直下型及び南海トラフ型が近づいている。この南海トラフ型と富士山大爆発は連動しており、富士の噴火はスタンバイの状況だと言われる。そして富士山の大爆発より切迫しているのが首都直下型なのだ。関東大震災は1923(大正12)年で、約100年が経過している。地震のエネルギーは限界に近づいているのだ。それを示すために4つのプレート(太平洋・北米・フィリピン海・ユーラシアの各プレート)の動きを絵に描いて説明した。首都圏に対する脅威としては最近の研究によると千葉県東方沖の外房型地震が怖いのだそうだ。これより大きな揺れと津波が東京ゼロメートル地帯を襲ったら地獄が実現する。都心のオフィス街は強いビル風により「火災旋風」が次々起こり地震以上の犠牲者が出る。また路上では帰宅困難者の「群衆雪崩」が生じる。正に阿鼻叫喚の地獄が出現するだろう。この首都直下型の災害を一層大きくするものは東京一極集中である。今でも東京の人口は増えている。これに対して地方では過疎が広がっている。このアンバランスを国と地方が連携して少しでも是正することは焦眉の急である。大企業の中枢を地方に移すことも非常に重要である。オリンピックが終ったら国をあげてこの問題に取り組むべきである。

◇コロナとオリンピック・パラリンピックは日本の存在を賭けた大問題である。感染は治まりつつあるが予断は全く許さない。安全安心の大会は実現できるのか。開会式の規模及び観客の存在はどうするのか。専門家は無観客がよいとしているが菅総理は「観客有り」にこだわっている。菅総理の胸は薄氷を踏む思いに違いない。これを何とか乗り越えて衆院選に臨みたいのだ。こんな大きな賭けはめったにないことである。日本国の運命をサイコロにかけた賭博である。その賽が正に投げられようとしている。こんな博打が許されるのかという声が聞こえてくる。(読者に感謝)