人生意気に感ず「最高裁同性婚判決。安倍前首相・今日県民会館で。女性の時代と尾身朝子」 | 中村紀雄オフィシャルブログ 「元 県会議員日記・人生フル回転」Powered by Ameba

人生意気に感ず「最高裁同性婚判決。安倍前首相・今日県民会館で。女性の時代と尾身朝子」

◇最高裁は大法廷で夫婦同姓を定めた民法は憲法に反しないと判断した。重要な憲法判断がなされる場合などに大法廷で判断がなされる。ここで扱われるのは私たちの社会生活に大きな影響がある問題である。法廷では激論が交わされたことが窺われた。主な問題点は民法750条(夫婦は夫または妻の氏を称する)及び憲法14条と24条である。14条は両性の平等を定め24条は婚姻は両性の合意のみに基づいて成立すると定める。婚姻の際、夫又は妻の氏いずれを選ぶかは自由であるが実際は96%が夫の氏を選ぶ。女性の社会進出が普通のこととなった現状の社会で、女性は婚姻前の氏を続けることに利益がある。夫婦別姓を法律上認めないことが女性に不利益を与え、婚姻の自由を圧迫していると違憲論は主張する。男女共同参画社会は今後一層加速するのは明らかだ。晩婚化により婚姻前の社会活動が長くなる。そこで築いたキャリアが婚姻により事実上圧迫されることは今後益々増えるのだろう。行き着く所は両姓の平等及び婚姻の自由を侵害することになる。女性の生存権(憲法25条)にも関わることである。近い将来また大法廷で判例変更の判断がなされるのではなかろうか。

◇今日は午後2時から県民会館(ベイシア文化会館)で安倍前首相が国政を語る。尾身朝子氏に理解を求める話になるだろう。私も多くの人に参加を呼びかけた。安倍氏は朝子氏の父親尾身幸次氏と関係が非常に深い。私は幸次氏と政治活動を共にしてきたことから安倍氏とは長い関わりを持つ。振り返れば安倍さんは大きく変身した。環境が人をつくると言われるが政治環境が今日の安倍さんをつくったことを深く感じる。政界に出た初めの頃の姿を近くで見てきたが一介の平凡な青年であった。色々な批判があるのは当然だが世界の安倍になったことは確かである。今日は何が聴けるのか楽しみである。朝子氏も10分くらい話す予定である。この人が東大生の頃から私は見てきた。二児の母となり離婚も経験するなど人生の風雪に耐えて人間的に大きく成長したことを感じる。時代の風を帆に受けて走っている姿である。人口減少と高齢化により元気を失っていく日本の未来は女性の活躍に懸かっている。日本では前世紀の遺物を引きずるように女性の地位が低い。女性のまだ活かされていない可能性を社会的に活かすことが日本の生きる道である。その先頭に朝子氏が立つことを私は期待している。(読者に感謝)