人生意気に感ず「2回目の接種を終えた。ミライズの提言。政府は無観客の五輪で動き出した」 | 中村紀雄オフィシャルブログ 「元 県会議員日記・人生フル回転」Powered by Ameba

人生意気に感ず「2回目の接種を終えた。ミライズの提言。政府は無観客の五輪で動き出した」

◇19日2回目のワクチン接種を無事済ませた。前橋市総合福祉会館で65歳以上の部である。孫や嫁らしい人に付き添われた人も多いようだ。無表情で緊張しているらしい腰が曲がって小さくなった老婆をいたわる孫と思われる若者。ほっとする光景である。新聞は18日現在の県内感染者の状況を報じている。新規感染者は2人。累計は7,996人、うち死者は149人である。私はこの数字の背景を想像した。重症者の実態はどうなっているのか。医療の手が届かないところで喘いでいる人も少なくないであろう。私は報じられる感染状況をずっと注視しているがこのところ減少しているのかは確かである。しかし、果たして終息に向っているのは分からない。コロナウイルスは私たち人間が考えている以上に賢く強かである。ワクチンの接種率が高くて大丈夫だろうと思われている所に姿を変えて現れている。まるでモグラ叩きのようである。ウイルスとの知恵比べである。私はワクチンを信じることが重要だが頼り過ぎてはいけないと思う。今後も第何波かが襲ってくることを覚悟しなければならない。そこで今回のウイルスとの戦いを振り返って教訓として活かすべきものを引き出すことが非常に重要である。

◇この日、ミライズクラブの例会があって、私はワクチン会場に直行したのである。私が代表を務めるこの会は重要な政策を行政に提言することを目的の一つに掲げている。今回はウイルスに関することを提言したいということで熱心な議論が交わされた。その議論の中で会員が重視したのは自治会の役割だった。今回大量のワクチン接種をいかに効率よく行うかが非常に重要な課題になっている。日本の自治会組織が地域住民と密接に結びついて地域の課題解決に大きな役割を果たしていることは世界的にも有名である。地域には医療機関や教育機関等も存在する。この自治会に県や市の行政が連携し力を添えるルールを作れば強力なコロナ対策を実施できるに違いないというものである。

◇西村大臣は、20日五輪・パラリンピック中に緊急事態宣言が出ている場合、観客なしで開催する可能性があることを示唆した。NHKの討論番組での発言である。西村氏は医療提供体制、つまり重症者用の病床使用率をより注視していく考えであることを示した。尾身会長の無観客提言を踏まえているに違いない。(読者に感謝)